布田川日奈久断层帯中部南西部（海域部）成果报告书.PDF

沿岸海域における活断層調査 布田川- 日奈久断層帯／中部・南西部（海域部） 成果報告書 平成23 年 5 月 独立行政法人 産業技術総合研究所 財団法人 地域地盤環境研究所 学校法人 東海大学 i 沿岸海域における 取りまと 目次 1. 布田川・日奈久断層帯の概要1 2. 調査内容3 2.1 調査の目的3 2.2 調査手法および数量 3 2.2.1 浅層地下構造調査（マルチチャンネル音波探査）3 2.2.2 極浅層地下構造調査（シングルチャンネル音波探査）4 2.2.3 海底堆積物調査5 3. 調査結果6 3.1 調査地点に関する情報 6 3.2 層序6 3.3 海底地形9 3.4 マルチチャンネル音波探査の結果10 GSY_1 測線10 GSY_3 測線10 GSY_5 測線10 GSY_7 測線11 GSY_10 測線11 GSY_15 測線11 GSY_17 測線12 GSY_18 測線シリーズ12 GSY_X 測線シリーズ12 GSY_Y 測線シリーズ13 3.5 シングルチャンネル音波探査14 3.5.1 EX 測線14 3.5.2 L 測線14 3.5.3 A 海域16 3.5.4 SA1 海域16 3.5.5 SA2 海域17 3.5.6 SA3 海域17 ii 3.5.7 SA4 海域18 3.5.8 SA5 海域18 3.5.9 SA6 海域19 3.5.10 SA7 海域19 3.6 柱状採泥の結果20 3.6.1 コアの記載20 HG-120 HG-220 HG-320 HG4-220 HG7-221 HG8-221 HG9-221 3.6.2 コアの対比とイベント層準21 4. まとめ23 4.1 断層帯の位置及び形態23 4.2 断層帯の過去の活動24 4.3 陸域の断層との関係26 5．参考文献27 iii 1. 布田川・日奈久断層帯の概要 1. 布田川・日奈久断層帯の概要 布田川・日奈久断層帯は，熊本県阿蘇郡長陽村から田浦町を経て八代海南部に延びる長さ約 100km の断層帯である（図 1.0.0-1）．本断層帯に沿った日奈久断層は，西南日本外帯の帯状構造 及び中央構造線の延長と考えられる臼杵－八代線を切っている（九州活構造研究会編，1989 ；活断 層研究会編，1991 ；斎藤ほか，2010 など；図1.0.0-2）．九州における数少ない横ずれ断層のひと つである．本断層帯は，長陽村の阿蘇外輪山西側斜面から上益城郡甲佐町付近までの北東部，甲佐 町付近から田浦町の御立岬付近までの中部，及び御立岬付近から八代海南部までの南西部の3 つの 区