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教育実践演習 地震をわかりやすく 生徒に伝えるための教材開発 3BKJ1131 諏訪部　瑠衣 1.はじめに＝地震の教材開発と工夫について＝ ?日本は地震国であるため地震教育は必要 ?生徒にとって地震は身近で起こる災害である ?地震についての正しい知識を持っている必要がある 取り扱う単元について 中学1年　理科 　「地震と大地の変化」 　　～地震の分布と原因～ 　　　（自然の探求　中学校理科　1年　教育出版） 震源分布の表示方法について見てみる 地震の震源分布の表示方法１高校地学の教科書より抜粋 EarthquakeResearchin Taiwan 地震の震源分布の表示方法２台湾の地震震源分布例 　　　　　　　　　　　（ANGELIER, 1986）震源分布と地質分布から推察された台湾の構造図 地震の震源分布の表示方法２ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参考例 独立行政法人　防災科学技術研究所が公開している教材 地震が発生した場所や震源の深さが分かる 中の様子までは見ることが出来ない 地震の震源分布の表示方法３ 独立行政法人　防災科学技術研究所が公開している教材 地震が発生した場所や震源の深さが分かる 中の様子までは見ることが出来ない 地震の震源分布の表示方法３ 震源分布の表示方法について メリット 　?地震が発生した場所や震源の深さが目で見て理解することが出来る デメリット 　?平面的である 　?中の様子まで見ることが出来ない 中学の教科書では??? 　中学1年生の教科書では震央と震源分布の図しか載っていない 　　　　　 　平面的で生徒自身がイメージしにくく、震源の深さについて理解することが難しい 　防災技術科学研究所の「震源くん」や教科書に載っている図では、平面的で中の様子まで見ることが出来ない 　立体的で中の様子を見ることが出来れば地震の発生した場所や、震源の深さについて理解しやすくなる 目的 ?地震の震源分布と深さについて生徒が理解しやすくするため、工夫された立体震源分布教材を作成 例として駿河湾で見てみる 3.1　使用したデータについて (気象庁のHPからダウンロード） 　 期間：1990年～2009年 北緯： 34°30′～ 35°10′ 東経：138°10′～139°00′ 駿河湾について ?駿河湾は，東海地震の震源域である． ?駿河トラフは，フィリピン海プレートとユーラシアプレートの沈み込み境界である． ?駿河湾周辺は，地震観測点が多く存在している． ?この地域は，地震防災について敏感である． ?良い教材があれば，教育はもとより啓発効果もある． 作成した教材各深さの震源を透明シートで分けた立体震源分布教材 ＜使用する材料＞ 各深さの震源分布透明シート（教員が準備） 　★各地域（住んでいる場所が望ましい）震源情報を気象庁HPからダウンロード 　★深さ毎に透明シートに震源を印刷 透明CDケース10枚程度（教員が準備） ＜その他必要なもの＞ はさみ?テープ 作成した教材各深さの震源を透明シートで分けた立体震源分布教材 ＜完成イメージ＞ 作成した教材各深さの震源を透明シートで分けた立体震源分布教材 ＜完成イメージ＞ 作成した教材各深さの震源を透明シートで分けた立体震源分布教材 ＜完成イメージ＞ 教育的効果 ?どのくらいの深さで地震が起こっているのか理解しやすくなる． ?自分が暮らしている場所においてどこで地震が発生しているのか視覚的に捉えること出来る． ?生徒自身が手を動かし模型を作成することで、楽しく学習が出来る． ?グループワークで授業を行う時には、様々な地方の震源情報を使用して違いを比べることも出来る.