日光市水田农业策定.docVIP

21世紀初頭における日光市水田農業の展望 21世紀初頭における日光市水田農業の展望 策定　　平成19年（2007年）4月改定　　平成20年（2008年）4月 策定　　平成19年（2007年）4月 改定　　平成20年（2008年）4月 日光市 日光市水田農業推進協議会 目　　　次 序章　日光市水田農業ビジョンの策定にあたり ???????????????? 2 第１節　策定の趣旨 ???????????????????????????????? 2 第２節　性格と役割 ???????????????????????????????? 3 第３節　実践期間とチェックシステム ????????????????????? 3 第1章　水田農業ビジョン策定の基本的考え方 ????????????????? 4 第1節　水田農業をめぐる今日の状況 ???????????????????? 4 第1款　水田農業政策の大転換 ??????????????????????? 4 第２款　日光市水田農業の状況 ?????????????????????? 6 第2節　水田農業ビジョンの基本的な考え方 ????????????????? 9 第1款　基本理念 ??????????????????????????????? 9 第2款　水田農業の将来像 ?????????????????????????　10 第２章　水田農業ビジョンの実現に向けて???????????????????　11 第1節　水田農業ビジョンの体系???????????????????????　11 第2節　行動目標と実現の方策 ???????????????????????? 12 行動目標1　水田農業を支えるプロの担い手育成　???????????? 12 行動目標2　農業者が主役となる米需給調整への取り組み ??????? 15 行動目標3　米を中心とする土地利用型農業の確立 ??????????? 17 行動目標4　耕畜連携による土づくり?エサづくり ??????????? 19 　　行動目標5　需要に応じた売れる米作り ?????????????????? 21 第３章　水田農業の担い手 ???????????????????????????? 24 第1節　担い手の定義　????????????????????????????? 24 第2節　担い手の育成　????????????????????????????? 24 第3節　担い手名簿　?????????????????????????????? 25 序章　 　日光市水田農業ビジョンの策定にあたり 第１節　策定の趣旨 □　平成18(2006)年３月20日、今市市、日光市、藤原町、足尾町、栗山村の５市町村が合併し、人口約９万６千人の「日光市」が誕生しました。 今市地域、日光地域、藤原地域では、水田農業推進協議会を組織し、米政策改革を進めてきましたが、１つの協議会として合併し、このビジョンに基づいて水田農業を展開していくものです。 □　日光市の耕地面積の80パーセントは水田です。この大地の恵みである米は、生産調整に取り組みながらも本市農業産出額の約３割を占め、依然として本市農産物の主力の座を占めています。 □　水稲作付け農家の9割は、販売目的で作付けしており、その大部分が生計費を農業以外に求める準主業農家や副業的農家です。これら農家の大半は稲作主体の単一経営体であり、過半数は販売金額100万円未満の小規模経営体です。 □　基幹的農業従事者は、その６割が65歳以上の高齢者です。一方、40歳未満の従事者は４パーセントに過ぎずません。農業後継者は、販売農家の３分の２の農家において恵まれていますが、現に就農し、将来の担い手となる農業後継者は、その1割にも届きません。 □　現在、日光市の米づくりを支えているのは、多くの小規模経営体と大勢の元気な高齢者です。祖先から引き継いだ水田を次の世代に受け渡すため多額の投資と労力を費やす一方で、戦前生まれの世代から次の世代へと担い手の世代交替が進まない状況にあります。当市の米は、こんな不安定な環境の中で農産物の王座を守っています。 □　21世紀も、次の世紀も、米は日本人の食卓の主役に違いありません。そのため、米の生産基盤である水田を起こし、耕し、しみ、国民の主食の確保について将来に渡り社会的責任を持つ担い手の確保が必要となります。 □　さらに、担い手には、水田において全面的な米づくりができない営農環境を直視し、自らの創意工夫と努力により「やりがい」を実感できる水田農業をめざす取り組みを期待します。「日光市水田農業ビジョン」は、その姿を求めるための「道しるべ