改訂された標準予防策-hica.docVIP

第19回日本環境感染学会総会　Meet The Expert 1 Standard Precaution Appendix I1：すべての医療施設のすべての患者のケアのための標準予防策の応用への勧告 要素 勧告 手指衛生 血液、体液、分泌物、排泄物、汚染物品に接触した後；手袋を外した直後；患者接触間 個人防御器具（PPE） 手袋 血液、体液、分泌物、排泄物、汚染物品に接触するとき：粘膜や創部nonintact skinに接触するとき マスク、ゴーグル、フェイスシールド 血液、体液、分泌物の飛沫、しぶきの発生しそうな処置procedureやケア中に ガウン 処置procedureやケア中に、衣服や肌exposed skinが血液、体液、分泌物、排泄物に接触することが予想されるとき 汚染した患者ケア用具 微生物が他の人や環境に移らないような方法で取り扱う；目に見えて汚染しているときは手袋を着用する；手指衛生を実行する 環境管理 環境表面（とくに患者ケア区域において頻繁に接触する表面）の日々のケア、清掃、消毒の方法を発展させる 布類（リネン、洗濯） 微生物が他の人や環境に移らないような方法で取り扱う 針、その他の鋭利物 使用後の針をリキャップしたり、折り曲げたり、折ったり、手で扱ったりしない；利用できる時は安全器具を使う；使用後の鋭利物は穿刺耐性容器に入れる 患者の蘇生 口接触を避けるために、マウスピース、蘇生バッグ、その他の換気器具を使う 患者の配置 患者が感染伝播の大きなリスクのあるとき、環境を汚染させそうなとき、適切な衛生を維持できないとき、感染に罹りそうなとき、感染に伴う有害結果を起こしそうなとき 呼吸器衛生／咳エチケット （症状のある患者の感染性呼吸器分泌物の発生源封じ込め、遭遇した最初の場所での開始） 症状のある人がくしゃみや咳をするときは口?鼻を覆うよう指導する；ティッシュを使い、ノンタッチのゴミ箱に捨てる；呼吸性分泌物で手が汚れた後に手指衛生を遵守する；耐えられるならサージカルマスクを着用する、あるいは、できるだけ3フィート以上の間隔を空ける Appendix I2：拡大予防策Expanded Precautionsの勧告の要約 カテゴリー 項目 接触予防策 個室（望ましい） 患者とケア環境とのすべての接触には手袋 すべての患者接触にアイソレーションガウン 飛沫予防策 個室（望ましい） 患者の3フィート以内ではサージカルマスク ＳＡＲＳ患者の3フィート以内ではゴーグル 空気感染隔離 周囲の区域に対して陰圧監視され、時間当り6-12回換気の個室 空気を戸外に適切に排出するか、室内の空気を再循環前に高性能フィルターにかける 入退室以外はドアを閉める 感染性肺あるいは喉頭結核、漏出する結核皮膚病変、ＳＡＲＳ、水痘、ウイルス性出血熱の患者の部屋に入る時はＮＩＯＳＨ認可の呼吸防御（たとえば、N95マスク） Public Health Guidance for Community-Level Preparedness and Response to Severe Acute Respiratory Syndrome SARS Version 2　 January 8, 2004Supplement I: Infection Control in Healthcare, Home, and Community Settingsから 呼吸器衛生/咳エチケットRespiratory Hygiene/Cough Etiquette 気道分泌物を封じ込める次の方法が、呼吸器感染症の徴候?症状のあるすべての人に推奨される。 咳やくしゃみの時には口/鼻を覆う。 気道分泌物を封じ込めるためにティッシュを使い、使用後は最寄のゴミ箱に廃棄する。 気道分泌物やその汚染物?物品との接触後は、手指衛生を実行する。（たとえば、非抗菌石けんと水、アルコール擦り込み製剤による手洗い、あるいは消毒剤による手洗い） 医療施設は、待合室に置いて呼吸器衛生/咳エチケットを遵守するための物品の利用性を保証する。 ティッシュや使用後のティッシュを廃棄するためのノンタッチのゴミ箱を供給する。 アルコール擦り込み製剤を使いやすい場所に配置する。洗面台のあるところでは、手洗い用品（たとえば、石けん、ペーパータオル）が常に利用できることを保証する。 Public Health Guidance for Community-Level Preparedness and Response to Severe Acute Respiratory Syndrome SARS Version 2　 January 8, 2