「支援とは何か-その背後にあるものから」.docVIP

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  • 2017-01-06 发布于天津
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「支援とは何か-その背後にあるものから」

 はじめに   ここ数年、「生活支援」や「後見支援」「支援の輪を広げる」「ファシリテーター」など、行政、福祉、社会の分野で一種のトレンドとして幅広く「支援」ということばが(最適ではないにしても、管理性から開放される用語として)使われ始めている。  そこで、本稿では、「支援」を巡る問題状況を掘り下げるために、まず1で「支援」とは何か、どういう流れの中で使われ始めたのかを探り、2で「支援」とセットで語られる「自己決定」の尊重とその危うさに触れ、ついで3で人を「ささえる」とは何か、人はそもそもどうして他人を助けたりささえたりするのかを根源的に問い直し、4で筆者が関わる社会福祉の分野における「支援」の情況を辿りながら、最後に5で親密圏と公共圏のはざまからその再形成に繋がる新たな視点を提示し、主題である「支援とは何か」その背後にあるものを浮かび上げさせながら、これを契機に支配的文化のコードを書き換えるパースペクティブを提起していきたい。  なお、本題に入る前に、私の「社会臨床学会」との射程を明らかにする意味で、また後半で述べる「なぜこのようなテーマについて考え、言説を展開する必要があったのか」につなげる意味でも、社会臨床学会の目指す方向と関係する部分のみを以下に簡潔に言及しておきたい。 社会臨床学会の会則によると、会の目的には、「???いまの時代を生きる人間の悩みや想い、その背後にある社会の矛盾や問題を、既成の学問の枠組みやその方法にとらわれず、さまざまな領域、さまざまな立場の人びとが共に自由に考える場となることをめざす」とある。また、参加する機会のあった「合宿学習会」(02年11月23~24日 神奈川県真鶴町)での「社会臨床10年間の論争をふりかえって」の中島浩籌さんの報告とそのやりとりから、聞き取った内容を私なりに理解して整理した論点?課題によると、次の部分が関心に残った。 「この学会は運動体なのか」という問い合わせが、外から見ると多い。原則にこだわりすぎている、閉じているという批判。このことをどう考えるのか。日常的現実の「情況」に対応できていないという批判もあり。当初から「臨床」を巡っての論争より出発→あいまいでよい、その留保のまま次へ行きたい、という声。「知」を求めるより、問いたい。運動体とは思っていない。自分の場で、それぞれのかかわりの中で。社会臨床学会は、視点を問題化、点検する場に。浜田寿美男さんからは「普通は、方法論がまずあって、現実には<問題そのもの>に出会えていない、研究者は問題に真摯に対処していないが、この学会はそれをやっている、方法論よりまず具体的問題に迫ることをやっている」という評価がある。問題を具体的場面で考えることは、現実的に政治的なものである。問題に迫るとはそういうこと。傍目には原則にこだわっているように見えるが、原則も問い直すということ。原則も相対化していきたい。「問題化して放り出す」、ではどうしていくかに立ち入らない。「誰が解くか、我々ではない、そこは禁欲的でありたい」。「取り囲まれた中で、どうあがくか」。社会臨床学会の拠って立つ立脚点は何か。????。 あくまで、「社会臨床10年間の論争をふりかえって」の報告を私に引き付つけた問題関心であるが、このあたりを後で述べる主題との関係ではじめに基本的に押えておきたい。 では、「支援」とは何かの一般的な定義から入っていきたい。 1「支援」とは何か 1-1 一般的な定義?条件  「支援」とはどういう文脈で語られはじめ、どういう流れの中で使われ始めたのかを辿っていったところ、「支援学」(supportology)なるものに出あった。1993年には「支援基礎論研究会」が発足しており、そこから『支援学―管理性をこえて』(00年)というタイトルの本が刊行されている。そこを手がかりに、「支援」の一般的な由来(肯定、否定)、定義(構成要素)、支援に要請される条件等をみていきたい。  『支援学』の「はじめに」で、「支援は不思議な現象である。ある人々にとってはそれは目標を不完全にしか達成しないことへの言い訳であり、またある人々にとっては抑圧的な非能率な管理のくびきから自らを開放する最大の武器である。???我々が試みるのはそのどちらの極端にも偏らない。」としながらも、「支援の概念は21世紀の社会や個人の行動の組織原理になるかもしれない。」として、次のように論説を展開している。  「近代社会は管理の仕組みをこの世界に根づかせてきた。その結果、機構による管理が肥大化し、現在では、管理が逆に人々の桎梏となっている。人間の活動は上から管理しようとしても、そうしきれるものではない。」「管理に代わる社会の仕組みが必要であり、管理に代わる新しい社会編成のあり方としてもっと

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