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ソクラテスの道徳教育思想
国際教養学部紀要 VOL.1(2005.3)
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ソクラテスの道徳教育思想
Moral Education Theory in Socrates
水 田 聖 一
MIZUTA Seiichi
はじめに
古来、ソクラテスについてはさまざまな解釈や議論が行われてきており、その思想を確定することはきわめ
て困難である。1 なかには、「歴史的なソクラテスについては、『前 399 年に刑死した』という事実以外には、
なに一つ確実なことは知りえない」2という過激な説を出す学者もいた、という。しかし、当時ソクラテスと接
した人々が、異なった世界観や価値観を持ち、多様なソクラテス像を提示したとしても、それはソクラテスの
持つさまざまな面に反応したのだということができる。K?ヤスパースが言うように、「史実的なソクラテスに
ついて、いかなる像をも描かない、ということはまったく不可能」3である。それどころか、ソクラテスの実像
は、隠れていて見えないようであったとしても、ソクラテスに注目することは、彼がめざした愛知することへ
の第一歩であるように思われる。
本論では、プラトンによるソクラテスを中心にソクラテスの道徳的知見考察し、アリストテレスやクセノフ
ォンらによるソクラテスも参考にした。これまで、道徳教育の分野では「徳は知なり」という言葉で大雑把に
捉えられてきた「知」について分析することにより、新たな道徳教育の地平を開こうと努めた。
1. プラトンの『プロタゴラス』と『メノン』における道徳的知見
プラトンが『プロタゴラス』と『メノン』において教育史上最初に提示した道徳教育の可能性に関する問題、
それは「徳は教えられるか」という問題であった。この問題を考察するうえで、「徳とは何であるか」また「教
えるとは何であるか」という問題が解決されなければならない。
①『プロタゴラス』における道徳的知見
『プロタゴラス』のメインテーマは、「ソフィストとは何か」である。この書のなかで、ソクラテスは若者を
高名なソフィストであるプロタゴラスに紹介し、若者がプロタゴラスから学べるものは何かを聞く場面がある。
その問いに対するプロタゴラスの答えは、次のようなものである。「私から学ぶものは何かというと、身内の事
柄については最もよく自分の一家を斉えるの道をはかり、さらに国家公共の事柄については、これを行うにも
論ずるにも、もっとも有能有力のものとなるべき道をはかることの上手というのが、これである」4。 言い換
えれば、国家社会の一員として優れた人間をつくること、つまり人間としての徳性を教えるというのである。
そこでソクラテスは、この対話編のもう一つのメインテーマとなる質問を持ち出す。つまり、その徳とは果
たして教えることができるものなのかどうか、と。ソクラテス自身は、徳は教えることのできないものであり、
さらには、一般に人間に授けることのできないものであると考えていると述べた後、その理由を続いて説明す
国際教養学部紀要 VOL.1(2005.3)
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る。
第一の理由。われわれアテネ人が議会に集まるときに、何か土木建築を行なわなければならないときには建
築家を招いて相談し、造船の場合は造船の専門家を招いて相談する。それ以外の人はどんなに金持ちでも、家
柄が良くても、専門家でないという理由で、それらの人々のいうことを聞くことはない。このように事が専門
的技術に関する問題の場合には、議会は専門家にしか耳を傾けない。ところが、国事の処理を審議しなければ
ならないときのような政治一般の問題については、大工でも鍛冶屋でも、商人でも船主でも、貧富貴賎を問わ
ず、あらかじめ何ら特定の教育を受けていないものでも発言が許されている。「ほかでもない、これは明らかに、
人々はそういう事柄を、教えられうるものとは考えていないから」5だという。
第二の理由。「われわれの国民のうちでも最も知恵があり、最もすぐれた人物たちは、彼らがもっているその
徳性を、ほかの人々に授けられないでいる」6 という点である。
これらの理由を述べた後、ソクラテスはプロタゴラスに対して、「徳が教えられうるものである」ということ
をはっきり示してほしいと頼む。プロタゴラスは、それを答えるにあたって文明の起源についての有名な神話
(μυθο?)をもちだす。
むかしむかし神々は、プロメテウスとエピメテウスを呼んで、あらゆる生き物が生きていけるように、ふさ
わしい装備と能力を分け与えるように命じた。プロメテウスはその仕事をエ
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