生活机能赋活研究部-国立研究开発法人国立长寿医.PDFVIP

生活機能賦活研究部 （１）構成員 災では、被災者の生活機能の実態把握 部長 大川弥生 と、生活機能低下予防・改善を中心と 室長 した現地支援活動を、自治体と協力し 自立能力開発研究室 大川 弥生 て現在も継続している。加えて、本年 運動機能賦活研究室 朴 眩泰 度7 月に九州北部豪雨が発生し、その 流動研究員 ような異なる災害種別に対しても実 李 相侖 態把握と支援活動を行っている。 特任研究員 以上と、これまでの各種災害（地震、 工藤 美奈子 豪雨、高波等）での研究成果とを比較 原田 和弘 検討しつつ、災害時の支援のあり方と、 客員研究員 そこから明らかとなった平常時の支 木村 伸也 援のあり方についての課題を明らか 朴 相甲 にした。その成果は随時施策、支援活 研究生 動および啓発に生かしている。 関口 春美 それらに基づいて、高齢者に関する 中村 茂美 災害時対策として下記を提唱した：① 佐藤 浩二 これまでの「要援護者対策」に代る「特 森 淳一 別な配慮を要する人」の概念と定義 内藤 寿子 （健康状態と生活機能の両側面から 研究補助員・事務補助員 とらえ、予防をも重視する）、②「防 竹内 冨久恵 げていた死亡：preventable death」 服部 典子 だけでなく、「防げていた生活機能低 中澤 香澄 下：preventable disability」の概念。 砂田 典子 これら両者を重視する必要性につ いて検証し、その重要性が確認された。 （２）平成24 年度研究活動の概要 運動機能賦活研究室では、① 認知 生活機能賦活研究部は、高齢者の生 機能低下に関わる至適身体活動パ 活機能向上に係る医療技術に関する調 ターンの解明、② 軽度認知機能障害 査・研究を行うことを目的としている。 （mild cognitive impairment, MCI） 自立能力開発研究室では、災害時の の高齢者における認知機能向上プロ 生活機能低下の同時多発に着目し、新 グラムの開発と効果の検証、および、 潟県中越地震（2004 年）以来各種災害 ③ 自立した生活を持続するための身 で実態把握と現地活動を行ってきた。 体活動特性解明及び環境要因との関 昨年 （2011 年）3 月発生の東日本大震 連性に関する検討を行っている。 1 自立能力開発研究室：大川弥生、工藤美奈子、中村茂美、関口春美 災害時の生活機能