【技术分类】0－2－1共通治疗用器材装置切削用器材.PDF

【技術分類】０－２－１ 共通／治療用器材・装置／切削用器材 【技術名称】０－２－１－１ 高周波電気メス 【技術内容】 歯科臨床の治療において、高周波電流を利用して、2 つの電極間の電気抵抗値の差により発生する 大きなジュール熱を利用して、生体を切開あるいは凝固する器械である。 高周波電気メスは1MHz 程度の高周波を使用する。これは、電流は周波数が大きくなるほど生体へ 対する影響が小さくなる特徴を有しているからである。高周波電気メスの細いチップ先端から生体へ 向けて高周波電流を流すと、2 つの電極間の電気抵抗値の差により、チップ先端が生体に接触した瞬 間に放電が発生する。この際、チップ近傍に大きなジュール熱が発生し、瞬間的に細胞を加熱し、蒸 散させることで生体を切開あるいは凝固する作用を示す。 高周波電気メスは歯科治療の領域では、歯肉切除、腫瘍切開、埋伏歯の露出、止血、などに使用さ れる。 また、生体の神経あるいは筋肉に交流電流が流れることにより、組織が刺激され細動を生じること が知られている。心臓ペースメーカを埋入している患者では心筋の収縮周期が乱され、生体が危険な 状態にさらされる可能性があり、この患者には高周波電気メスを使用してはならない。 高周波電気メスは操作が比較的容易で、しかも安価であるため汎用される機器と考えられる。 【図】 図1 高周波電気メス 図2 高周波電気メスによる治療 【出典】 図1 ： 表題：｢診療用器材高周波電気メス：プログ｣、関連箇所：｢モリタトップページ＞分類別 検索＞診療用器材＞高周波電気メス＞プログ｣、著者 ：株式会社モリタ、掲載場所 ：株式会社モ リタホームページ、検索日：2006 年 11 月29 日、 アドレス：/members-club/internet_do/sh_img/103250.jpg ‐ 1 ‐ 図2 ： 論文名：｢CLINICAL REPORT 高周波電気メスの基礎と臨床｣、刊行物名 ：「Dental Magazine」、巻数 ：108、発行年月日：2003 年4 月1 日、著者名 ：寺中敏夫、平林正道、南田 厳司 （神奈川歯科大学）、発行所 ：株式会社モリタ、出典箇所：14 ページ、図番号：図17、図 面名称：｢楕円形のチップを用いて近心側の増殖歯肉を切除｣、検索日：2007 年2 月7 日、 アドレス：/members-club/e-library/magazine/contents/dm108/ 108_010-015.pdf 【参考資料】 論文名 ：｢CLINICAL REPORT 高周波電気メスの基礎と臨床｣、刊行物名 ：「Dental Magazine」、 巻数 ：108、発行年月日 ：2003 年4 月1 日、著者名 ：寺中敏夫、平林正道、南田厳司 （神奈川歯科 大学）、発行所：株式会社モリタ、参考箇所：10-15 ページ ‐ 2 ‐ 【技術分類】０－２－１ 共通／治療用器材・装置／切削用器材 【技術名称】０－２－１－２ 超音波切削器 【技術内容】 歯科臨床の治療において、超音波を利用して組織の切削を行う際に使用する器械である。 超音波切削器は本体、ハンドピース、溶液バック、ペリスタポンプなどから構成されている。 超音波切削器は骨を対象とした外科的手術の際の高い精度と安全性の確保を目的として開発された。 超音波切削器の超音波発振は24～29kHz 程度であり、超音波マイクロ振動の立体的な制御が容易 である。この結果、インプラント治療、歯周病治療、歯内治療、矯正治療の各分野における、骨の切 除あるいは骨の成形などへの使用が容易である。 超音波切削器には以下の特徴を有する製品もある； (1) ミクロン単位での切削が容易 (2)軟組織のダメージを最低限に抑える選択的切削が容易 (3) 口腔内の最大視野の確保が容易 (4)外科的手術に対するストレス抑制が容易 (5)術後の組織回復力が良好 【図】 図1 超音波切削器 図2 超音波切削器のハンドピース 図3 超音波切削器のペリスタポンプ