木造建物〔Ⅰ〕品等等区分表.PDFVIP

木造建物〔Ⅰ〕品等等区分表 第１ 木造建物調査積算要領第27 条 （軸部工事費）の軸部木材費及び労務費については、次によるものと する。 １ 軸部木材費の単価適用における木材の等級、分布タイプの判断は、次表によって行うものとする。 ・木材等級判断基準表 判断基準 等級 〔主たる居室（部屋）の柱〕 主としてヒノキの無節、又はこれらと同等のもので特に厳選されたものが 特１ 使用されているもの 主としてスギの無節、ヒノキの上小節、又はこれらと同等のものが使用さ １ れているもの 主としてヒノキの小節、米ヒバの上小節、スギの上小節、又はこれらと同 ２ 等のものが使用されているもの 主として米栂の無節、ヒノキの１等、米ヒバの１等、又はこれらと同等の ３ ものが使用されているもの 主として米栂の上小節、ヒノキの２等、スギの１等、又はこれらと同等の ４ ものが使用されているもの 主として米栂の１等、スギの２等、又はこれらと同等のものが使用されて ５ いるもの ＊主たる居室（部屋）とは、一般的に客間や居間等で当該建物のうちでも仕上げの程 度の高い部屋をいう。 ・ 分布タイプ 分布タイプ 適 用 区 分 〔Ａ〕 高級な柱を使用した部屋が大部分を占める建物 〔Ｂ〕 Ａ、Ｃ以外の建物 〔Ｃ〕 高級な柱を使用した部屋が一部しかない建物 ２ 労務費（大工手間等）の単価適用における用途区分の判断は、次表によって行うものとする。 区分 専用住宅・共同住宅 店舗・事務所 工場・倉庫 木材品等の1又は2等級を使用し柱に背 建物外部の形状及び内部の間取り等が 建物外部の形状は複雑であるが、内部の 割り、面取り等が施されており、かつ、 複雑であり、また細かく区分されてお 間取り等は多くなく、床、内壁、天井等 構造及び屋根の形状（入母屋）が複雑で り、かつ、床、内壁、天井等についても が施工されている建物 〔Ⅰ〕 あり、内部造作等（欄間、付鴨居、額縁、 複雑な構造であり全体的に極めて丁寧 長押等）の仕上げも含めて全体的に極め に施工されている建物 て丁寧に施工されている建物 木材品等の2 又は3 等級を使用してお 〔Ⅱ〕 区分ⅠとⅢの中間に該当する建物 区分ⅠとⅢの中間に該当する建物 り、区分ⅠとⅢの中間に該当する建物 区分 専用住宅・共同住宅 店舗・事務所 工場・倉庫 木材品等の2、3 又は4 等級を使用され 建物の平面形状等及び仕上げ等も標準 建物の平面形状等及び仕上げ等も標準 ており、次の事項に該当する建物 的な店舗・事務所 的な工場・倉庫