肾泌尿器外科-jimu.asahikawa.PDFVIP

腎 泌 尿 器 外 科 1．基本研修体制 1) 研修期間 1 年目の研修 内科、外科、救急・麻酔の研修 ↓ 2 年目の初期研修医を対象に腎泌尿器科研修を行う。 研修期間は 3 6 か月であるが、変更は可能である。 2) 研修体制 ・入院患者の場合：腎泌尿器外科の臨床担当グループに所属し、担当医の一人として病棟診 療、外科的手術に参加する。 ・外来患者の場合：外来診療や泌尿器科的レントゲン検査やウロダイナミクス検査ではマン ツーマン指導により充実した臨床研修が可能である。 3) 病棟カンファレンス 担当患者の適切なプレゼンテーションの方法を学ぶ。 診断内容や治療法に対する質疑応答 医師に必要な第三者とのコミュニケーション技術の向上 診断に基づいた適切な治療法を論理的に展開する習慣の取得 英語によるカンファレンスも行われる 4) 外来カンファレンス 指導医による外来患者および手術予定患者のプレゼンテーションを学ぶ。 ・担当患者以外の豊富な症例に接することで、画像検査に対する正確な診断技術を養うとと もに、適切な治療方針を学ぶ。 5) 学外研修 当院臨床研修プログラムに参加している関連施設において学外研修を行うことが可能であ る。 6) 学術活動 学術活動にも積極的に参加し、症例報告・臨床研究等を学会発表する。 ・最低、年1 回は学術集会への参加、発表をする ・プレゼンテーションの仕方を学ぶと同時に、英語原著論文の読み方も学ぶ －75－ 2．研修目標 1) 対象臓器と外科的治療 ・対象臓器：・腎から膀胱、尿道までの尿路系臓器 ・対象臓器：・副腎などの内分泌臓器 ・対象臓器：・精巣、前立腺、陰茎陰嚢などの男性生殖器 ・外科的治療：泌尿器外科の主たる治療手段であり、重点的に研修を行う。 一般的な泌尿器科開腹手術や泌尿器科内視鏡手術の他に、腹腔鏡手術、尿路悪性 腫瘍に対する尿路変更や尿路再建手術、小児泌尿器形成手術等も積極的に行っている。 以上のように、扱う臓器は限定されているが、ダイナミックな外科的治療を行うため、一般 的な周術期管理だけでなく、全身に関する幅広い知識 と経験 を習得することを基本 目標 とす る。 2) 診療内容 上記外科的治療の決定に必要な各種泌尿器科的検査・診断法を理解するとともに、患者や家 族の心理状態 に配慮 した説明ができるようトレーニングを積む。 3) 泌尿器科的緊急疾患への対応 泌尿器科特有の病態（例 えば、尿閉、肉 的血尿 （膀胱 タンポナーデ）尿管結石 による疼痛 発作、急性腎不全）、緊急を要する疾患に対する初期診療能力 を身につける。 4) 修得をめ ざす診断・治療技術 泌尿器科的問診、理学的所見の取り方 腹部超音波検査 （腎、膀胱、前立腺、陰嚢等） 泌尿器科的 Ｘ線検査・各種尿路造影検査 膀胱尿道内視鏡検査 CT ・MRI ・核 医学検査結果の正確な読影 中心静脈(CV)カテーテル挿入 導尿や尿道留置カテーテルの挿入、膀胱洗浄 泌尿器科的内容を含む一般的な周術期管理 各種生検 （腎・膀胱・前立腺） 各種手術 （尿道カテーテル挿入、陰嚢内手術） －76－ 3．週間スケジュール 月 火 水 木 金 8:00 AM 病棟回診 病棟カンファ 病棟回診 病棟回診 病棟カンファ 9:00 AM 手術 総回診 手術