国立市LED街路灯整备计画～平成2728年度版～.PDF

国立市LED 街路灯整備計画 ～平成２７・２８年度版～ （実施計画期間：平成27 年度～平成31 年度） 平成28 年 1 月 国立市 目次 １．背景 2 ２．現状 2 ３．課題 4 ４．整備手法 4 ５．他自治体の取り組み 5 ６．整備方針 5 ７．LED 街路灯器具 6 ８．設置基準 6 ９．整備計画（～H28） 7 １０．整備効果（試算） 7 １１．今後の予定 8 1 国立市LED 街路灯整備計画 ～平成２７・２８年度版～ １．背景 1 平成27 年 12 月 12 日、COP21 において、世界196 か国の合意によ り、地球温暖化対策の新たな国際的枠組みである「パリ協定」が採択されま した。一方、わが国では福島第一原子力発電所の事故を受け、一部を除いて 国内の原子力発電所が停止しています。電気使用量の節減に努めることを始 めとして、地球温暖化対策としてCO などの温室効果ガスの削減に努める 2 ことは官民一体となって推進すべきです。すでに、国立市では「国立市環境 基本計画」（平成25 年7 月策定）において、温室効果ガスの削減につい て、市や事業者、市民の責務を定めています。 また、市内の街路灯の多くが設置から20 年以上経過しており、一部の街 路灯は老朽化が激しく、実際に落下事故や倒壊事故も発生しています。さら 2 に、「水銀に関する水俣条約」の発効 を控えていることから、高圧水銀ラン プを使用した街路灯の置き換えが急務となっています。 このような背景の中で、国立市では平成27 年度から平成31 年度にかけ て市内すべての街路灯を従来よりも省電力型の街路灯に置き換える 「街路灯 省電力化事業」（以下、単に「事業」といいます。）を市の実施計画として採 択し、その中でも特に重要な重点施策として位置付けています。 ２．現状 市は、夜間の通行者の交通安全の確保を目的として、市内の市道及び一部 の私道等に道路照明灯を設置しています。照明灯器具（灯具）は、設置され ている道路の交通量や幅員によって大型のもの、小型のもの、単独柱のも の、電柱に共架されているものとさまざまありますが、これらを総称して 1国連気候変動枠組条約第21 回締約国会議。平成27 （2015）年11 月30 日から12 月 12 日にかけてフランスのパリにおいて開催された。 2 「水銀に関する水俣条約（Minamata Convention on Mercury）」は平成25 （2013）年 に熊本県で採択・署名が行われ、50 番目の国が署名してから90 日後に発効される。本条約 の規定により、一定量以上の水銀を使用した製品の製造及び輸出入が原則として禁止される。 高圧水銀ランプは規制対象となるが、使用自体は可能。規制開始は平成32 （2020）年ごろ と見込まれている。 2 「街路灯」と呼ぶことにします。 市内の街路灯の設置状況については、平成27 年度に現況調査を行い、表 1 のとおりとなっています。 表１ 市の街路灯設置状況 光源種別 数量 蛍光灯×1 982 蛍光灯×2 25 水銀灯×１ 3,767 水銀灯×2