平成年度第回全国学校保健学校医大会.PDF

昭和年月日　第種郵便物承認 広島県医師会速報（第号） 年（平成年）月日（） 平成年度　第回全国学校保健・学校医大会 メインテーマ 『学校医』我々にできること ～子ども達の健やかな身体とゆたかなこころを育むために～ 　平成年月日松、日本医師会主催の標記大会が静岡県医師会の担当により静岡市・ホ テルセンチュリー静岡、ホテルアソシア静岡で開催された。 　児童・生徒にかかわる健康問題・課題などについて研究・協議するため、全国から名 の学校医などが参集した。広島県からは新田康郎学校医部会長ならびに各地区医師会学校保 健担当理事ら名が参加した。 　午前中は分科会に分かれて、各県より計題の研究成果の発表が行われた。広島県から は、第分科会「からだ・こころ柑脊柱検診・運動器検診・生活習慣病健診」に広島市医師 会の泉恭博先生と安佐医師会の吉原正治先生が発表した。 　午後からは、原中勝征日本医師会長、鈴木勝彦静岡県医師会長の挨拶の後、長年にわたり 学校保健の普及・発展のために著しい功績をあげられた中部ブロックの学校医、養護教諭、 学校関係栄養士に対して日本医師会賞の表彰式が行われた。 　その後、シンポジウム「学校における検診システムの現状と課題」をテーマに、大関武彦 浜松医科大学名誉教授の基調講演と人のシンポジストの報告、特別講演は、志村史夫静岡 理工科大学理工学部物質生命科学教授が「世紀の幸福論　－ＩＴは人を幸せにするか－」 と題して講演が行われた。 　例年開催される都道府県医師会連絡会議では、全国の医師会役員の出席により、次期担当 都道府県医師会について協議が行われ、満場一致で熊本県に決定した。 　福田稠熊本県医師会長より、平成年月日松熊本市において開催するとの挨拶が行わ れた。 く復興することを心より祈念申し上げる。 挨　拶 　先生方には、日ごろより各地域で学校現場に 日　本　医　師　会　長 おいて学校保健の推進に多大なご尽力を賜り、 　 原中　勝征 心より感謝申し上げる。 　はじめに、東日本大震災で被災された方々に、 　さて、幼年期から学齢期にかけては、身体・ 心よりお見舞い申し上げる。被災地が一日も早 精神両面の発達の変化が著しく、その間の健康 （）年（平成年）月日 広島県医師会速報（第号） 昭和年月日　第種郵便物承認 教育、保健指導は、生涯にわたる健康づくりと 分科会発表 ライフスキル向上のための礎となるもので、非 常に重要である。 第分科会『からだ・こころ柑』 　　　　 　しかし、取り巻く環境の急激な変化が子ども 脊柱検診・運動器検診・生活習慣病健診 たちの心身に影響をおよぼし、さまざまな問題 を惹起し、一層、複雑化、深刻化している。ま 第二報　シルエッター検診の新たな展開 た、月の東日本大震災によって、子どもたち （広島方式） は、さらに自然災害、放射能汚染の問題にも向 　いずみ整形外科クリニック き合うこととなり、特にメンタル面での問題が 泉　恭博 懸念される。 　学校保健では整形外科医の関与が少なく、学 　このように子どもたちが直面する多くの課題 校検診では整形外科疾患は放置状況にあった。 の解決のためには、学校のみならず家庭・地域