平成18年8月-NagasakiPrefecturalGovernment.PDF

江ノ浦川水系河川整備計画 平成１８年８月 長 崎 県 江ノ浦川水系河川整備計画 目 次 え の うらがわ 1．江ノ浦川 1 （２）自然条件及び社会条件 （３）自然環境及び利用状況 ..３ 図１－１江ノ浦川水系流域概要図 ２．江ノ浦川の現状と課題 （３）河川環境の現状と課題 ６ ６ ５．河川整備計画の目標に関する事項 （３）河川環境の整備と保全に関する事項 ６．河川整備の実施に関する事項 （１）河川工事の目的、種類及び施行の場所並びに当該河川工事の施 行により設置される河川管理施設の機能の概要 ７ （２）河川の維持の目的、種類及び施行の場所 図６－３江ノ浦川水系整備計画位置図 え の うら １．江ノ浦川流域の概要 （１）概 要 え の うら いさはやし いいもりちょう 江ノ浦川は、長崎県南部の諫早市飯盛町の中心部に位置する流域面積約 いいもりやま 2、幹川流路延長約４.５km の二級河川です。その源を飯盛山（標高 14.6km はってんだけ 294m）、八天岳（標高 297m）に発し、丘陵地を南西に流下したのち南へと流 いしはらがわ てんじんがわ れを変え、南下しながら石原川、天神川等の支川を合わせ、国道251号を横断し たちばなわん た後、平地部を流下し橘湾へ注ぎます。 図1-1に江ノ浦川水系流域概要図を示します。 （２）自然条件及び社会条件 流域の気候は、海洋性の温暖な気候で、年平均気温は１７℃程度です。年平均降 水量は１,８００mm程度（長崎海洋気象台）ですが、梅雨期や台風期の影響を受 けるため６月、７月の降雨が特に大きくなっています。 上流域は周囲を山々に囲まれた自然環境が豊かなところとなっていますが、下流 域は江戸時代に干拓された平地が南に向かって広がり、生活地として利用されて います。 また、中流域においては幹線道路として重要な役割を果たしている国道251号 が横断しており、その沿線では学校・支所などの公共施設が見られます。 江ノ浦川流域は、諫早市飯盛町の面積の大部分を占め、流域内人口は約６,000 人で諫早市飯盛町の総人口（約8,000人）の約7割を占めており、そのほとんど が下流域に集中しています。 ながさき し いさはや し 流域内の産業は、長崎市並びに旧諫早市に隣接するため、近年の道路交通網の充 実から第２次・第３次産業に就業する人口が急速に増加しています。また、流域 ばれいしょ 内での第１次産業は、平野部の畑地で馬鈴薯や人参の根菜類の栽培が盛んに行な われています。 流域内では、農村活性化住環境整備事業として名切橋より下流の休耕田を中心に 田畑と宅地の確保を行う事業が進められています。このため流域内では更なる人 口増加が予想されています。