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平成23 年11 月14 日 各位 一般社団法人 全国銀行資金決済ネットワーク 第6 次全銀システムの稼動について 本日、第6 次全国銀行データ通信システム（全銀システム）が稼動いたしまし た。 全銀システムは、日本国内の金融機関をオンラインで接続し、銀行振込や給与 振込などの為替取引を交換しているネットワークシステムであり、一般社団法 人全国銀行資金決済ネットワーク（理事長：和田耕志）が運営しています。 全銀システムは、昭和48 年の稼動以来数次にわたり、取扱量や接続先の増加、 技術革新への対応等の観点からシステム更改を行っており、今回は第 6 次シス テムにあたります。 第6 次全銀システムでは、1 億円以上の振込取引を新たに日銀ネットの即時決 済システムで決済することにより、支払決済システムの国際基準に対してより 高いレベルで対応しています。また、処理性能の向上や、XML 言語による電文 交換を可能にするなど、将来的な業務拡張に備えたシステムの柔軟性向上を図 っています。 当法人は、お客さまの振込を取扱う社会的インフラとしての責任を自覚し、シ ステムの安定稼動を最優先としながら、引続きお客さまや金融機関のニーズを 踏まえて、決済システムの効率化、および業務継続体制の強化等に取り組んで 参ります。 以 上 【本件照会先】企画部小暮 濱崎（Tel 03-5252-4315） 第5 次全銀システムと第6 次全銀システムとの比較 項 目 第6 次全銀システム 第5 次全銀システム １．センタ構成 東京・大阪２センター 同左 ２．センタ設備 マルチホスト構成 同左 ３．通信回線 IP-VPN 網 フレームリレー網 テレ為替 2,000 万件／日 1,800 万件／日 ４．処理能力 MT データ伝送 400 万件／日 同左 新ファイル転送 2,600 万件／日 ・大口内為取引の日銀ネッ ト次世代RTGS(第2 期対 応) による決済への対応 ・新ファイル転送の導入 ・XML(拡張可能なマーク ５．新機能 付言語) 形式の電文への 対応 ・情報系システムの機能拡 充(各種申請等への対応) ・電子記録債権に係る専用 電文への対応 （ご参考）全国銀行内国為替制度には、平成23 年 10 月末現在、1,371 行（32,515 店舗） の民間金融機関が加盟しています。また、平成22 年度の取扱高は、件数が 13 億7,257 万件（1 日平均約560 万件）、金額が2,608 兆円（1 日平均約10 兆6 千億円）となっ ています。