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第５章 教員組織 Ⅰ 医学部 １ 教員組織 学部・学科等の理念・目的並びに教育課程の種類・性格、学生数との関係における 当該学部の教員組織の適切性（Ａ） 【到達目標】 良医を育成するという本学の理念・目的を達成するため、効率的な教員組織の構築と教 員配置を行う。 【現状の説明】 本学の理念・目的並びに教育課程の種類・性格については、第 1 章及び第 3 章において 述べたとおりであり、理念・目的を達成するため、医学部、大学院医学研究科、附属施設 に大学病院、総合医学研究所等を設置し、必要な教員が配置されている。 教員組織及び教員の現員数については、「大学基礎データ調書」 （表 19）のとおりである。 本学では、平成 16 年度に、近年における医学・医療に対する社会的ニーズに迅速かつ 的確に対応し、教育研究活動を効果的に進めるため、従前の固定的な専門分野に限定され ずに幅広い視野での学際的な教育研究を推進することができるよう、関連した学問分野に よって構成される組織の改組再編を進め教育研究の活性化を進めるとの目的を掲げ、これ までの 43 講座＋4 診療科＋2 診療部＋9 学科目からなる講座・医局制度を、37 部門＋2 診 療部＋2 学科目群体制に改組・再編した。（図５－１） 医学部医学科の専任教員は、教授 64 名、助教授 53 名、講師 57 名、助手 205 名、計 379 名の教員が配置され、総合医学研究所からの兼担教員が、教授 2 名、助教授 2 名が配置さ れている。専任教員１人当たりの在籍学生数は 3.7 人となっている。また、総合医学研究 所には、教授 6 名、助教授 5 名、講師 4 名、助手 3 名、計 18 名の教員が配置され、医学部 からの兼担教員が教授 4 名、助教授 4 名、講師 3 名が配置されており、大学全体での専任 教員数は 395 名となっている。 教員の定員については、昭和 61 年に各部門等の予算定員が定められ、一般教育部門は 学科目単位に各 1 名ないし 2 名、基礎医学の部門は各部門ごとに教授 1 名、助教授 1 名、 助手 2 名、臨床医学部門は各部門ごとに基本定員を 7 名とし診療実績に応じた実績定員及 び特殊部門定員を加えた人数、総合医学研究所は部門単位に各 4 名を予算定員としてスタ ートした。その後、部門等の特殊事情を勘案し逐次微調整が行われ、現在に至っている。 本学では、急速な医学の進歩に対応した多様な人材の確保や優秀な若手教員のしかるべ く職位の登用等、人事の活性化による教育・研究・診療等の一層の充実を図るため、次の 100 ような教員任用制度を導入している。 （１）教授（特任）制度 本学では、予算制度により、各部門等には教授が 1 名配置され、部門教授として教育、 研究及び臨床では診療活動の統括管理を行っているが、教育及び学術研究に優れた人材の 登用に当たって弾力的な運用を図るため、平成 6 年度に教授（特任）制度を設けた。発足 時は、教授、教授（特任）の 2 種類の職階であったが、その後、臨床に優れた人材の登用 に当たって弾力的な運用を図るため、平成 16 年 10 月に臨床教授制度を発足させた。 なお、平成 18 年 5 月現在、15 名任用されている。 （２）臨床教授制度 臨床教授制度は、臨床部門の教員で特に臨床に優れた業績を持つ人材の登用を図るため、 平成 16 年 10 月に設けられた。この制度についても前述の教授（特任）制度と同様弾力的 な人材登用に対処するため、臨床に優れた人材の登用に資すべく制定したものである。 なお、平成 18 年 5 月現在、6 名任用されている。 （３）臨床助教授制度 臨床助教授制度は、前述の臨床教授の施行を踏まえ、助教授の職階においても臨床に優 れた業績を持つ人材の登用に弾力的な運用を図るため、平成 17 年 9 月に設けられたもので ある。 なお、平成 18 年 5 月現在、3 名任用されている。 （４）学内講師委嘱制度 助手のうち、教育・研究・診療等に優れた業績を持つ者に対して学内講師を委嘱する制 度である。助手の定員内で 1 講座 3 名まで委嘱することがで