住宅等防灾技术评価概要平成25年1月25日（一.PDFVIP

住宅等防災技術評価概要 平成 25 年 1 月 25 日 （一財）日本建築防災協会 1. 評価番号 ＤＰＡ－住技－１８－１（変更・更新） 2. 評価取得日 平成 25 年 1 月 25 日（有効期限 平成29 年 7 月 22 日まで） 3. 評価技術名称 制震テープによる耐震補強工法 4. 評価取得者名、所在地、連絡先 評価取得者名：アイディールブレーン株式会社 所在地 ：東京都中央区入船 3-7-2 山京ビル 9 Ｆ 連絡先 ：03-5541-7600 5. 適用範囲 （1）適用できる建築物 項目 適用条件 建物用途 住宅 在来軸組構法、伝統的構法 適用対象 枠組壁工法、立面的混構造の木造 構法 部分 適用対象外 平面的混構造 階数 3階建て以下 規模 延床面積 500㎡以下 基礎・地盤条件 特になし （2）適用する部位等 既存木造住宅の軸材（柱、間柱、梁、胴縁）と面材（石膏ボード、構造用合板等）の間に介在さ せる。制震テープは原則として面材に接する全てに貼り付ける。ただし、天井面・床面の施工上や むを得ず梁や土台に貼り付けられない場合は、川の字貼とする。腰壁・垂壁には原則貼り付け無い こととする。 （3）その他の注意事項 制震テープの保管については、原則冷暗所で保管すること。高温状態になるとやわらかくなる性 質をもっており、変形することがある。そのため直射日光を受けるなどの場所では保管しないこと。 6. 技術の実施者 （1）設計者 アイディールブレーン（株）が開催する設計施工技術講習会を受講した者、もしくはアイディー ルブレーン（株）から直接技術指導を受けた者が、補強設計を行う。設計施工技術者講習会を受講 - 1 - できる設計者は、一級建築士、二級建築士及び木造建築士の資格を保有し、かつ（財）日本建築防 災協会または都道府県、定期報告取り扱い地域法人、全国の建築士会、全国の建築士事務所協会の いずれかが主催する「木造住宅の耐震診断と補強方法」講習会を受けた者に限る。 （2）施工者 アイディールブレーン （株）が開催する設計施工技術講習会、もしくはアイディールブレーン（株） からの直接技術指導を受けた者が施工又は施工管理を行う。 （3）製造者 （株）スリオンテック （4）販売者 菅原電気（株） 7. 技術概要、仕様、性能等 （1）技術概要 「制震テープ」を用いた耐震補強は、既存木造住宅の軸材と面材の間に、粘弾性体である制震テ ープを介在させて補強する工法である。建物が地震により水平力を受けると、架構はせん断変形す るが、面材は剛体として回転変形する。そのため軸材と面材の間には相対変形が生じて介在させた 制震テープは地震エネルギーを吸収して建物応答を低減させる。 変形大 変形小