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食育研究部 Ⅰ研究主題 誰でもできる楽しい食育 ～給食指導年間計画の見直しと、意欲を喚起する授業の工夫～ Ⅱ 主題設定の理由 近年、食生活をめぐる環境は大きく変化し、国民一人一人が生涯を通じた健全な食生活 の実現や、食文化の継承、健康の確保等が図られるよう、食について考える習慣や様々な 知識、食を選択する判断力などを身につける「食育」の重要性が求められている。 平成１７年７月１５日に「食育基本法」が施行され、同法に基づき平成１８年３月３１ 日に「食育推進基本計画」が策定された。現在、当初の目標の周知段階は終わり「第２次 食育推進基本計画」により、平成２３年～平成２７年の５年間を対象とし、実践へむけて の取り組みが行われている。所沢市においても所沢市食育推進計画「所沢市食育プラン 茶 どころ・野菜どころ・食育どころ所沢！」が策定され、小・中学生には「しっかり学んで、 しっかり食べよう ～自分の食べたものが、自分のからだと心をつくる～」という目標の もとに、学校での食育も具体的に明記された。 また、小中学校の学習指導要領（平成２０年３月２８日公示）の総則に「学校における 食育の推進」が盛り込まれたほか、関連する教科等での食に関する記述が充実されるなど、 学校全体で食育の推進をはかることが明記され、平成２４年度からは、中学校でも実施さ れている。 学校全体での食育推進については、食育という教科はなく、「どの教科等でも取り組める」 となっているため、「何を、どの教科等で、どのように取り組むか」がわかりにくい。その ため、昨年度の研究では、いつ頃、どの教科等で食育活動を行うかをわかりやすくするた め、食に関する指導の全体計画・年間計画の見直しをした。また、各教科等と食育の視点 での目標を整理したことで、授業の中での食育のポイントを明確にすることができた。 しかし昨年度は、教科等で学んだことを深めるために、給食指導との関連付けを行う必 要があるという課題が残った。 学校給食の特徴は、第一に、全児童が同じものを食べるという特別な時間であり、同じ 給食という生きた教材を使い、食に関する学習ができることである。また、給食という身 近な教材を使うことが全児童の学習意欲を高めることができる。第二に、教科等で学習し た知識や体験を実践する場（評価を確認し、深めることのできる場）のひとつとなる。第 三に、年間１９０日程度実施され、他の教科におとらない指導時間を確保することができ ることである。 児童が健康に対する自己管理能力を育てるためには、給食指導の「１９０日＊４５分」 という貴重な時間を、全教職員の共通理解のもと、計画的・継続的に指導を行うことが重 要であると考えた。 そのため、本研究主題「誰でもできる楽しい食育～給食指導年間計画の見直しと、意欲 を喚起する授業の工夫～」を設定した。 Ⅲ 研究の内容 １ 給食指導年間計画の見直し 食に関する年間目標（６項目）達成に向けて、学校全体が取り組む給食時間における 指導が網羅されるようにした。 所 ６ ５ ４ ３ ２ １ 年学 に 主 せ や 他 を て 責 食 理 栄 る 律 り 楽 自 る り す み 身 や る を 基 す に と を せ 給 沢 す 的 る 健 教 図 社 任 事 解 養 。 あ を し 発 。 が ん ん に 、 い お 礎 る な も 身 、 食 目 る 運 と 康 科 る 会 あ を し や る す い 的 で で な 付 望