切土勾配检讨书.PDF

切土勾配検討書 業務名 ： 五大のり面勾配計画業務 備 考 ： 1 切土のり面勾配の決定 ここでは、切土のり面勾配決定までの検討を行う。切土のり面勾配は、土質や切土高を基に標準のり 面勾配表で選定するといった簡易的な手法から、地質特性に応じた調査結果や土質試験などから安定勾 配を決定するといった手法もあるため、現地の状況を考慮して検討を行う。 基準書・検討項目 「道路土工 切土工・斜面安定工指針」に掲載されている内容を基に評価を行う。また、今回は、 他の基準に記載されている評価も行い、切土のり面勾配を決定する。 当斜面は、現地状況等から以下のような項目で検討を行う。 表 検討項目一覧表 検討項目 参考文献 標準のり面勾配 道路土工 切土工・斜面安定工指針 (社) 日本道路協会 まさ土～花崗岩の検討 道路土工 切土工・斜面安定工指針 (社) 日本道路協会 明瞭な断層における検討 新・斜面崩壊防止工事の設計と実例 国土交通省 河川局砂防部 設計要領第一集 土工編 東・中・西日本高速道路 (株) 検討結果・決定勾配 検討項目で判定した結果、次のような評価を得ることができた。 表 検討項目と結果一覧表 検討項目 条件・結果 標準のり面勾配 軟岩相当 1 ：0.5～1 ：1.2 岩質区分：弱風化花崗岩 切土高 (m) ： まさ土～花崗岩の検討 1 ：0.6～1 ：0.8 10.0～20.0 明瞭な断層における検討 θ：18(°) α ：60(°) 1 ：0.8～ 検討項目については次項で詳細に述べるが、結果一覧表より当斜面の切土のり面勾配を 1 ：1.2 と して、計画を行う。 2 切土のり面勾配の検討 標準のり面勾配表の評価 「道路土工 切土工・斜面安定工指針」では、一般的な場合において、標準のり面勾配表を参考と して、調査結果および用地条件等を総合的に判断してのり面勾配を決定している。標準のり面勾配表 は、地山の土質と切土高から判定することが可能である。ただし、次の特別な条件下においては、適 用できない場合がある。 (1) 地域・地盤条件 (2) 切土条件 ① 地すべり地の場合 ⑩ 長大のり面となる場合 ② 崖錐、崩積土、強風化斜面の場合 ⑪ 用地等からの制約がある場合 ③ 砂質土等、特に浸食に弱い土質の 場合 (3) 切土の崩壊による影響 ④ 泥岩、凝灰岩、蛇紋岩等の風化が ⑫ 万一崩壊すると隣接物に重大な損害 速い岩の場合 を与え