平肝熄風薬分析课件.pptVIP

【応用】 1.高熱による驚癇、癲狂。 2.肺熱による咳喘、気管支喘息で熱証に属する者、 　および百日咳。 3.痹証による関節の紅腫熱痛、屈伸障害。リウマチ性 　およびリウマチ様関節炎。 4.熱結膀胱による小便不利。 5.高血圧症で肝陽上亢に属する者。 6.中風後遺症。 7.打撲外傷による瘀痛。 8.急性耳下腺炎、慢性の下肢潰瘍、火傷、腫毒疔瘡： 　生きたミミズと白砂糖をともに潰して患部に外用する。 【用量】 6?12g。鮮地竜は10?20g。 粉末を服用する場合は1?2g。 外用には適量。 【禁忌】 虚寒証には慎重に使用する。 【配伍】 1.白僵蚕を加える：風痰入絡?経絡瘀滞による難治性の 　頭痛、口眼歪斜、三叉神経痛、痙攣、気喘痰鳴など。 2.杏仁を加える：気管支炎、気管支喘息。 3.胆南星を加える：風湿痹阻による関節の疼痛や屈伸 　障害。 4.夏枯草?鈎藤を加える：高血圧症。 5.車前子、木通を加える：熱結膀胱による小便不利。 6.生石膏を加える：温病による高熱抽搐。 7.黄蓍?当帰を加える：中風による半身不随。 8.牛膝?金銭草を加える：砂淋、石淋。 9.桃仁?肉桂を加える：打撲外傷による疼痛。 10.天麻?白朮を加える：風痰による頭痛。 【処方】 1.小活絡丹。 2.補陽還五湯。 3.地竜湯。 4.地竜接骨丸。 【説明】 地竜はミミズである。その性は降泄で、またよく走竄し、薬性は寒涼である。李時珍は「性寒であるため諸々の熱疾を解くことができる。下行するため小便を利し、足の疾患を治療し、経絡を通じることができる」と述べているため、哮喘、抽搐、小便不利で熱に属している者の治療に適しており、もし寒証の治療に使用するなら熱性の薬物を配伍する必要がある。本品の解攣作用は全蝎や蜈蚣よりも弱い。性寒で味腥であるため、胃の弱い者には慎重に使用するか、用量を減らして応用したほうが良い。 地竜と胆南星はどちらも清熱定驚の作用を持ち、高熱、煩躁、抽搐、および火熱灼肺による咳喘を治療することができる。ただし地竜は清熱平肝の力が強く、肺熱喘咳および熱盛狂乱の証に主に使用される。胆南星は祛風化痰定驚の作用に優れており、痰熱閉肺による咳喘、および抽搐に使用されることが多い。中風治療の面から見ると、地竜は通絡の作用に偏していて、半身不随の者によく使用されが、胆南星は祛風化痰の作用に偏していて、痰熱昏迷の者によく使用される。 7、全蝎　ぜんかつ　Scorpion 【性味】辛、平、有毒。 【帰経】肝。 【効能】 1.熄風止痙。 2.解毒散結。 3.通絡止痛。 4.血圧低下。 【応用】 1.痙攣抽搐：急慢驚風、中風による顔面神経麻痺、破傷 　風、癲癇。 2.瘡瘍腫毒、瘰癧結核、骨関節結核、閉塞性血栓血管 　炎（脱疽）など。 3.難治性の頭痛、および風湿痹痛。 【用量】 3?6g。粉末を服用する場合は毎回0.6?1g。 外用には適量。 【禁忌】 有毒であるため過量してはならない。 血虚生風の者、および妊婦には慎重に使用する。 【配伍】 1.蜈蚣?製南星を加える：破傷風。 2.僵蚕を加える：中風による口眼歪斜。 3.天麻?鈎藤を加える：驚風。 4.党参?天麻を加える：脾虚による小児の慢驚風。 5.梔子を加える：瘡瘍腫毒、瘰癧結核（軟膏にして患部に 　外用する）。 6.蜈蚣?僵蚕を加える：難治性の頭痛、風湿痹痛。 【処方】 1.止痙散。 2.牽正散。 3.五虎追風散。 4.小金散。 5.摂風散。 【説明】 全蝎は良好な熄風止痙作用を持っている。李東垣は「治風の要薬」と称しており、『本草衍義』には「驚風には特に不可欠である」と述べられている。臨床では各種の痙攣や抽搐の治療時に、非常によく使用されている。全蝎は解毒散結するだけではなく、通絡止痛の効能も持つため、諸瘡腫毒や諸痹攣痛にもよく使用される。 本品は全虫とも呼ばれる。 8、蜈蚣　ごしょう　Centipede 【性味】辛、温、有毒。 【帰経】肝。 【効能】 1.熄風止痙。 2.解毒散結。 3.通絡止痛。 4.結核菌抑制、および一定の抗癌活性作用。 5.抗驚厥。 【応用】 1.全蝎と同様。 2.毒蛇咬傷、および無名腫毒（体表局部に突然に発症 　した腫痛）。 3.肝癌、胃癌、食道癌。 4.顎下リンパ節炎。 【用量】 1?3g。粉末で服用する場合は毎回0.6?1g。外用には適量を粉末にするか、油に浸して患部に塗布する。 【禁忌】 有毒であるため過量してはならない。体が虚している者、および妊婦には禁忌である。 【配伍】 1.製南星?防風を加える：破傷風。 2.全蝎を加える：急驚風、破傷風、中風、癲癇抽搐、 　および瘡瘍腫毒、瘰癧、諸々の痛み。 3.全蝎?土鱉虫を加える：骨