平成17年国头地区教育课程研究概要中学校.pdfVIP

平成１７年度 国頭地区教育課程研究の概要 中学校 【保健体育】 １研究主題 基礎基本の確実な定着を図り、自ら学び考える力を育成する学習指導と評価の工夫改善 ～一人一人を伸ばす学習指導と評価の一体化を目指して～ ２ 研究主題設定の理由 保健体育科の目標は、「心と体を一体化としてとらえ、運動や健康 ・安全についての理解と運動の 合理的な実践を通して、積極的に運動に親しむ資質や能力を育てるとともに、健康の保持増進のため の実践力の育成と体力の向上を図り、明るく豊かな生活を営む態度を育てる」となっている。 その中で、教科指導においては、ＰＤＣＡサイクル （計画 ・実践 ・評価 ・改善 ）が繰り返されなが ら展開されるものであり、指導と評価の一体化を図るとともに、学習過程における評価の工夫改善を 進めることが重要である。 そこで今年度の研究では、評価規準を明確にし、生徒一人一人に具体的な目標を持たせることによ り、自ら学び考える力を伸ばすことができるであろうと考え、本研究主題を設定した。 ３ 研究の仮説 (１)授業目標 （評価規準）を具体化し生徒に示すことによって、一人一人がより明確な目標をもち、 主体的な活動が展開できるであろう。 (２)評価方法を工夫・改善することで課題を明確にし、生徒一人一人の手だて （指導 ・支援 ）を導く ことができるであろう。 (３)生徒人一人の課題に対して、手だて （指導・支援）をすることで基礎基本の定着が図られるであろう。 ４ 研究内容 (１）授業実践 ①単元名 （バスケットボール） ②本時の目標 今できる基本的な技術を使い、自チームの長所を理解し、仲間とともに試合を楽しみながら試合 での課題をチームで話し合い、課題解決の方法を探る。 ③本時の評価について 本時の評価は、ねらいを理解し、めあてをもって授業に取り組んでいるか学習カードと行動観察 をもとに評価する。生徒の活動状況を観察しながら、「おおむね満足できる」をＢ評価とし、 「十分満足できる 」をＡ評価とした。学習に前向き取り組めず、「努力を要する生徒 」をＣ評価 とする。教師のサポートとしては、C 評価の生徒への助言 ・指導を行い、次時への課題の取り 組みを明確にさせる。 ④本時の展開 学習のねらいと活動 教師の指導援助 評価の場面 は ○学習カードの提出 2本時のねらいを理解させ授業 関②準備や後片付けで じ ○学習用具の準備 を計画的に進める。 係り分担の責任を果た め ○各チームでランニング4 週 3前時の課題を解決するための、して行おうとする。 ５ ストレッチ めあてになっているか助言す 関④準備、整理運動を 分 ○あいさつ・出席確認・健康観 る。 積極的取り組む事がで 察 きる。 チーム練習 （5 分） ①試合に生かされる練習になっ 関①バスケットボール 試合１ （８分） ているか助言する。 の特性に関心を持ち、 チームミーティング （３分） 練習･ゲームを楽しもう 試合２ （８分） ②チームとしての戦術が発揮さ とする。 チームミーティング （３分） れていたかを確認し、必要に応 技②練習やゲームを通 な 試合３ （８分） じてアドバイスする。 して、パス･ドリブル･ か シュートの技能を高め 35 ねらい２