渴水调整方法について-国土交通近畿地方整备局.PDFVIP

資料－２ 渇水調整方法について １．淀川水系における渇水調整方法について ① これまでの渇水調整の状況 ○琵琶湖 ・淀川流域 （桂川、木津川系単独を除く）における淀川本川での取水制限等の実 績は、記録が残っている昭和 48 年以降、8 回となっている。 ○渇水調整 にあたっては、渇水毎に、利水者等関係機 関と渇水調整に関する会議を開催し、 取水制限の開始時期や取水制限率等について、水利使用者が協議し決定されている。 ○このため、統一された渇水調整方法が無いのが現状であるが、平成 6 年渇水以降におい ては、以下のとおり渇水調整を行うことを提案している。なお、滋賀県内利水については、 他エリアの 1/2 の制限率としている。 表-1 現行の制限率 【淀川本川系 （自流、河水統制を含む）】 ① 琵琶湖水位低下に応じて、取水 口毎の過去５年、直近３ヶ月の実績一 日最 3 大取水量を調整基準量 （m /s）とする。 ② 取水 口毎の調整基準量を川筋毎 （淀川本川、桂川、木津川）の水利権量の 上水 ・ 比率で按分する。 工水 ③ 調整基準流量に対し、琵琶湖水位 B.S.L －0.9m 以下で１０％、－1.1m 以下 で２０％の取水制限を実施する。 維持 ① 維持流量についても、上水 ・工水と同等の比率に応じて制限を実施する。 流量 農業 ① 琵琶湖水位低下に応じて、期別最大許可量に対して上水 ・工水と同率の制 用水 限をかけている。 【桂川系、木津川系】 それぞれのダムの貯水状況に応じて制限率等を決定している。 1 本川のみ１０％取水制限の例 過去 ５年、直近 ３ヶ 月の実績一 日最大 水源 比率 で 本川分 のみ 取水量 配分 10%カット 調整 本川系 上 本川系 調整後 基準量 自流含 工 流量 む 水 桂川系 桂川系 木津川系 木津川系 本川のみ取水制限の場合 期別 の最大取水 権量 10%カット （本川取水） 農 水 調整