西冈琉璃子.DOCVIP

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西冈琉璃子

群青の海に祈る         2005?12              西岡 瑠璃子 九条を守るおみなら団組みて特攻の町「知覧」を訪ぬ 数え日に知覧の旅を企てて特攻の兵士らの遺書にかわん 特攻の母に守られ辞世の句遺して群青の海に散華す 皇国の久遠祈りて咲くこともなく散りし海峡 ふたたびを生きて帰らじ特攻の若き兵士のみ霊に祈る 一千余のみ霊に祈る知覧平和館すすり泣く声おちこちに聞こゆ 海のを隔て聳ゆる開聞岳を臨みて祈るの平和を ホタルになりて帰って来ると飛び立ちし特攻の兵士のみ霊安かれ 知覧の池絶えだえにして流れ行く紅葉のいくつ屍のごとく 蕾かたき桜並木に続きゆく一千三十六柱のみ霊安かれ 辞世の歌遺して散りし特攻の若きらの にはさせぬ 改憲に屈してならぬ平和ぎ知覧を歩む十二月八日                         〈女性「九条の会」高知に掲載〉 湯の街紀行(金婚旅行)       2008?3 を映して流れる大聖寺川滔々として湯の街のなか 狩りの人に押されて渡りゆく五十年ぶりの橋は 枯れくちし葛をまといての樹 偉容保ちぬ鶴仙渓に 足弱き夫の姿を振り返り振り返りつつ渡るあやとり橋まで 半世紀前に訪ねし温泉町合併されて加賀市となりき 窓越しに湯煙の立つ宿の朝 川鴨の姿態をレンズに捉える ここだくを踏みしだかれし紅葉の一枚拾いて蔵書に挟む 〈月刊短歌誌短歌往来に掲載〉 啄木慕情―比翼の歌碑―       2009?12 啄木の父一禎終焉の地の高知駅前に親子の絆結ぶ歌碑建つ 水の秋啄木父子の慟哭も刻まれ高知駅前に建つ歌碑 『一握の砂』『みだれ蘆』より啄木と一禎父子の比翼歌碑なる 秋霖の前線予告を確かめて啄木父子の除幕に急ぐ 若きらのあるいは離れ住む人の出逢いの場所ともなれかしと願う わが国の現実の態そのままに啄木の詠む貧困の歌 漂泊の旅経てたどり着きし地に啄木父子の再会の碑なる 形よき緑色岩の自然石に刻まれし美学と思う啄木?一禎の碑 〈月刊短歌誌短歌往来に掲載〉 国生み             2013?1 縹渺の地の上に満ちてくるのなかを群れる子雀 国生みの古事記を読みて淡路島に固有の領土竹島を重ねる 仮設住宅に二度目の厳冬迎えいる人らに凍てつく復興予算 コリオリの力及ばぬ列島に嵐のような春の風吹く 南海トラフ地震津波の想定にペットボトルは冷蔵庫にひとつ 読経の手休めて僧は仏壇の漆金箔の塗り替えを勧める いましばし吾が生くる身に安らぎの余白のほしき山茶花零る 〈短歌総合誌『歌壇』に掲載〉 危うき国           2013?7 咲きそめる日も早かりし桜花散る日を急ぐわれるかに 微粒子の霧を浴びるか大陸の故なきことのなきまつりごと 病み臥せば装いて行くあてもなく吊ししの気に入りの 廃田の続く旅路を夫と行く危うき国の春一番吹く 大いなる錯誤のありて傷つけし人への思い自己嫌悪に満つ 〈日本歌人クラブ『風』に掲載〉 消化器内科病棟         2013?7 消灯後の病室の天井に歌のことばを這わせてまどろむ 小恙が大病となりのベッドに数える五句三十一音 日曜の休診の日も回りくれ吾がいらいらを癒せる主治医 弱音吐く吾が給食の膳を下げ励ましてゆく栄養士のいて 街の声途絶えし部屋に点滴の管ぶら下げて息深く吸う 〈短歌総合新聞『梧葉』に掲載〉 夫を詠む 猫ばかり集う公園の補修為し遊具整うる町内会長の ペアでとの買いくる草木染めのロングスカーフ春浅き日に 一斉清掃の川べりにと引き上げる雑草と空き缶 あと少し残り世をともに生きたしと夫と語る朝の食卓 乗り継ぎの駅構内をうろうろと金婚旅行のわれら夫婦は ひかり野に満つることをみつつ金婚の春を健やかに生きたし 牛乳びんの蓋開けかねる麻痺の手に新聞を読む元記者の 足弱り手に麻痺残るなればやさしき時を共有したき 夜の床に眠れぬらしきの咳聞きつつ夜なべの手を止め得ざり バリアフリーの手摺につかまり上下する外出少なきの歳晩 カメラ持ち車椅子にて旅をすると迎えん新玉の年 映像を観つつ発するの声スポーツ音痴の吾は寡黙に 近詠の中から         2004~2013 雪く四国山脈はるけくも野に摘む若菜に光耀う の来る臘梅の枝に初茜さして賀春の空真澄なる 歳旦のひかり仰ぎてあと少し耀いながら生きたしと願う 災害も殺戮もなきを願いて賀状の厚き束解く 渇きゆく無援の白き街並に紅梅一樹気迫を見する 水やせて青春はるかと師の詠みし吉野川辺のき葛花 高校生に歌を詠む人いませんか教師の次男に歌誌を託しぬ 祖母われは代理参観窓際に視線を逸らすシャイなの孫 流星群るにイラクの子ら銃声止まぬ日々を生きおり ノーメイクで眼科より戻る風の道 昨日と今日の世界が変わる 隠し事ているらしき幼の眼われに優しき言葉かけゆく 行き

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