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＜問題－Ⅳ－（２）：鉄道＞ 1. 「鉄道に関する技術基準」の解釈基準にある普通鉄道（新幹線を除く）の軌間に関して、 正しいものを a～dの中から選びなさい。 a. 0.762ｍ、1.000ｍ、1.067ｍ又は 1.372ｍとする。 b. 1.000ｍ、1.067ｍ又は 1.372ｍとする。 c. 0.762ｍ、1.000ｍ、1.067ｍ又は 1.435ｍとする。 d. 0.762ｍ、1.067ｍ、1.372ｍ又は 1.435ｍとする。 2. 高速性確保のためのこう配に関する記述で、正しいものを a～dの中から選びなさい。 a. 高速性を確保するために、動力車の編成を考慮しても急な上りこう配の登坂力が最大 の課題となる。 b. 下りこう配において、非常制動時から一定距離内に停止できるかどうかで決まる。 c. 設計最高速度で、全ての車両が通過できるこう配でなければならない。 d. 新幹線においては主電動機の温度上昇を考慮して、本線の一般基準を 15‰以下とし ている。 3. カントに関する記述で、正しいものを a～dの中から選びなさい。 a. 円曲線（分岐器部も含む）には、車両が受ける遠心力と風の影響等を考慮し、車両の 転覆の危険が生じないよう、軌間、曲線半径、運転速度等に応じたカントを付けなけ ればならない。 b. 普通鉄道のカントは車両の重心高さに関係なく、次の式によって計算される。 Ｃ＝ＧＶ２／127Ｒ C：カント(単位：mm)、G：軌間(単位：mm)、V：列車の平均速度(単 位：km／h)、R：曲線半径(単位：m) c. カントは、円曲線のカント量、運転速度、車両の構造等を考慮して、車両の安全な走 行に支障を及ぼすおそれのないよう、相当の長さにおいて逓減しなければならない。 d. カントとは傾斜という意味であるが、普通鉄道では外軌と下げた内軌のレール面の高 低差、特殊鉄道では傾斜（カント率）あるいは傾斜角（カント角）で表わしている。 －1－ 4. カント不足量に関する記述で、誤っているものを a～dの中から選びなさい。 a. 大きなカント不足量で曲線を通過する場合、まくらぎに作用する横圧力がまくらぎの 持つ左右方向の道床横抵抗力を上回ると、「急激な通り変位」と称される、まくらぎ の滑動現象が生じる。 b. カント不足量は、設定カント量がある列車速度に対応する均衡カントよりも小さい場 合に生ずるもので、車両が曲線を通過する場合、超過遠心力により乗り心地を悪化さ せないことや風による転覆等を考慮して、許容カント不足量を定めている。 c. 乗り心地からみた許容カント不足量については、左右定常加速度の大きさで表わされ るのが一般的であるが、国際的には左右定常加速度と左右振動加速度を併用した乗り 心地のガイドラインが提案されている。 d. 均衡カント量より設定カント量が大きい場合は不均衡遠心力が作用し、超過遠心力と も呼ばれ、横方向の力として作用する。 5. 緩和曲線に関する記述で、誤っているものを a～d の中から選びなさい。 a. 緩和曲線中では、曲率とカントが連続的に変化する。この変化率が一定値以下となる よう、緩和曲