大気中微小粒子(PM25)関调査.pdfVIP

大気中微小粒子（PM ２．５）に関する調査 １ 背景 ＳＰＭの大気環境濃度は低減しているが、より健康影響の可能性懸念されるＰＭ 2.5 は横ばいの状況で米・WHO の基準を超過している。東京都は、「１０年後の東京」 への実行プログラムで、世界の大都市でもっともきれいな大気環境を目指しており、 東京に特化した詳細な対応が早急に求められている。 また、東京大気汚染訴訟を契機に、国は健康影響評価委員会を開催するなど検討 をしており、都としても早急な対応が必要である。 ２ 目的 浮遊粒子状物質（ＳＰＭ）の中でも特に人体への健康影響の可能性が懸念される 微小粒子（ＰＭ2.5）について、大気環境中の濃度・成分の測定、発生源の調査、二 次生成粒子の生成機構に関する研究等を実施し、その結果に基づいてＰＭ2.5 の発 生源別寄与割合や将来の濃度を推計することにより、都独自の目標値の設定と効果 的な発生源対策を実施する。 ３ 平成２０年度事業概要 (1) 大気環境調査 ＰＭ2.5 及びＳＰＭの測定（濃度、成分分析は四季ごとに各 2 週間、17 か所、 ＦＲＭ法） (2) 発生源調査 排出源（２０か所）の排出ガスを分粒し（ばいじん、ＳＰＭ、ＰＭ2.5）質量濃 度及び成分を調査 (3) 二次生成機構の研究 ＰＭ2.5 の連続測定、夏期及び冬期に成分の時間変化の把握（４か所） (4) 検討会の設置（ＰＭ2.5 等対策検討会） 外部専門家６人×３回 ４ スケジュール（目標と成果の活用） 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度以降 ＰＭ2.5 の実態把 発生源別の寄与割 握（大気環境調査、 対策の実施、広域 合や将来の濃度を 目標・対策の検討 発生源調査、二次 的な連携 推計 生成機構の研究） ５ 課題、過去の経緯、実績等 ○ 首都圏、大陸からの広域移流の影響があり、広域的な連携や国への要望が必要で ある。 ○ 現在、都内４か所でＰＭ2.5 の濃度を測定している。 大気中微小粒子（PM２．５）に関する調査 発生源調査（H20 ） 大気環境調査 ・PM2.5排出量 検 実態把握（H20) 二次生成機構の研究（H19～21) ・粒径別化学組成 討 ・PM濃度及び化学組成 ・時間変動の把握による二次生成量と ・地域・季節別の把握 生成機構の検討 委 ※一部産技研JSTプロジェクト（H18～）で対応 員 会 の 発生源プロファイルの作成 設 リセプターモデル（Ｈ２１） 置 ・ 運 営 発生源寄与の推定（Ｈ２１） シミュレーションモデル 二次生成メカニズムと原因物 質の特定（Ｈ２１） （H21) H20 ～ H22 対策案の検討（Ｈ２１） H20年度 H21年度