全麻下手术患者低体温相关原因分析整理.pdfVIP

全身麻酔下での手術を受け 全身麻酔下での手術を受け る患者の術中体温低下に関 る患者の術中体温低下に関 する要因分析 する要因分析 中央手術室 上宮田 亘 中央手術室 上宮田 亘 はじめに はじめに 手術中の患者の体温は、手術室環境や麻酔・手術 手術中の患者の体温は、手術室環境や麻酔・手術 侵襲などさまざまな因子により低下する。 侵襲などさまざまな因子により低下する。 体温低下は、麻酔覚醒遅延・末梢循環不全・シバリ 体温低下は、麻酔覚醒遅延・末梢循環不全・シバリ ングなどを起こし、生体に悪影響を及ぼすため、体温 ングなどを起こし、生体に悪影響を及ぼすため、体温 管理は手術室において重要な看護の視点のひとつで 管理は手術室において重要な看護の視点のひとつで ある。 ある。 今回、手術室内の室温にある一定の条件設定行っ 今回、手術室内の室温にある一定の条件設定行っ た上で、体温に関する調査を行い、体温低下が起こる た上で、体温に関する調査を行い、体温低下が起こる 患者と、それに及ぼすと思われる要因について検討し 患者と、それに及ぼすと思われる要因について検討し た。 た。 §研究１ §研究１ ◇研究方法 ◇研究方法 対象 対象 調査１：大阪大学歯学部付属病院手術室にて全身 調査１：大阪大学歯学部付属病院手術室にて全身 麻酔下で手術を行った患者100症例。 麻酔下で手術を行った患者100症例。 ◎条件設定 ◎条件設定 ☆室温：手術室内の温度設定 ☆室温：手術室内の温度設定 ☆患者入室時 26℃ 湿度 50%±10% ☆患者入室時 26℃ 湿度 50%±10% ☆手術開始時 24℃ 湿度 50%±10% ☆手術開始時 24℃ 湿度 50%±10% ☆風量設定：入室から手術終了まで（弱） ☆風量設定：入室から手術終了まで（弱） ◎体温低下 ◎体温低下 当院でウォームタッチ開始となる直腸温36.0℃ 当院でウォームタッチ開始となる直腸温36.0℃ 以下をこの研究では体温低下と位置づける。 以下をこの研究では体温低下と位置づける。 調査内容 調査内容 １）同意を得られた患者が手術室に入室してきた際、腋 １）同意を得られた患者が手術室に入室してきた際、腋 窩にて体温の測定を行い、次に麻酔導入後に直腸体 窩にて体温の測定を行い、次に麻酔導入後に直腸体 温計を挿入後、再度腋窩にて体温の測定を行った。 温計を挿入後、再度腋窩にて体温の測定を行った。 ２）手術中に麻酔科医により、ウォームタッチの指示が出 ２）手術中に麻酔科医により、ウォームタッチの指示が出 されたときに、開始時の直腸温と時間、及び終了時 されたときに、開始時の直腸温と時間、及び終了時 の直腸温と時間の測定も行った。 の直腸温と時間の測定も行った。 ３）調査方法として、データ記入用紙を作成し、当日の手 ３）調査方法として、データ記入用紙を作成し、当日の手 術担当の外回り看護師に配布し、測定結果の記載を 術担当の外回り看護師に配布し、測定結果の記載を 依頼した。その後、研究者が回収した。 依頼した。その後、研究者が回収した。 分析方法 分析方法 １）100症例の結果より、年齢別に体温低下の有無を １）100症例の結果より、年齢別に体温低下の有無を 集計し、患者の年齢と体温低下の関係性を知る 集計し、患者の年