千叶県県営住宅长寿命化计画（案）.PDF

千葉県県営住宅長寿命化計画 （案） （計画期間 ：平成30年度～平成39年度） 千葉県マスコッ トキャラクター 「チーバくん」 平成3 １年○月改定 千葉県県土整備部都市整備局住宅課 目 次 はじめに 1 １．県営住宅ス トックの状況 7 １－１．社会状況 7 １－２．ス トックの状況 13 １－３．入居者の状況 19 １－４．県営住宅における今後の課題 23 ２．長寿命化に関する基本方針 24 ３．公営住宅等長寿命化計画の対象と事業手法の選定 28 ４．点検の実施方針 33 ５．計画修繕の実施方針 34 ６．改善事業の実施方針 35 ７．建替事業等の実施方針 42 は じめに （１）計画の背景 と目的 県営住宅は、住宅に困窮す る低額所得者への住宅セーフティネ ッ トとして、その役割を 果た しているところである。 しか しなが ら、本県では、昭和40年代か ら50年代前半にかけて大量供給 された県営住宅 ス トックが、今後一斉に更新時期を迎えるため、厳 しい財政状況の中、効率的かつ円滑な 更新を行 うことが課題 となっている。 このため、予防保全的な維持管理を図 り、長寿命化による更新 コス トの削減や事業量の 平準化 を目的 として、平成24年6月に 「千葉県県営住宅長寿命化計画」 (平成23年度～平成 32年度)を策定 し、県 と市町村の役割分担 を踏まえ、県営住宅の計画的な活用 ・維持管理 に努めてきた ところである。 しか しなが ら、今後は本県においても、人 口 ・世帯数の減少が予測 され るほか、県の住 宅政策の基本方針である 「第3次千葉県住生活基本計画」 (平成29年3月)を策定 したこと、 いわゆる住宅セーフティネ ッ ト法の改正により、空き家等を活用 した住宅セーフティネ ッ ト機能の強化が図 られることなど、県営住宅を取 り巻 く環境は変化 している。 さらに、国の関係省庁連絡会議による 「インフラ長寿命化基本計画」 (平成25年11月)、 総務省 による 「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」 (平成26年4月)を踏ま え、国土交通省 においても、平成28年8月に 「公営住宅等長寿命化計画策定指針」を改定 し、将来的な需要動向を見通 した上で公営住宅の長寿命化 を図ることとした ところである。 また、公営住宅に限 らず、公共施設の長寿命化対策は全国的な課題であることか ら、国 の要請 を受 け、本県においても、 「千葉県公共施設等総合管理計画」 (平成28年2月)等 を 策定 し、社会基盤施設等については、施設 ごとの特性に応 じて、安全性の向上や コス ト縮 減に配慮 した個別施設 ごとの長寿命化計画を策定す るとともに、予防保全な ど計画的な維 持管理を実施するため、中長期的な視点か ら施設総量の適正化にも配慮することとし、庁 舎 ・学校等県有建物については、 「施設管理の適正化」及び 「施設総量の適正化」に向け た取 り組みを始めた ところである。 これ らの状況の変化や新たな指針等を踏まえ、将来的な需要に対する供給水準の維持を 基本 とし、県営住宅の長寿命化によるライフサイクル コス トの縮減及び事業