衝撃吸収材料と繊維との親和性による せん断速度適応スマー ….pdfVIP

衝撃吸収材料と繊維との親和性による

せん断速度適応スマート構造体

信州大学繊維学部機械・ロボット学科

バイオエンジニアリングコース

教授小林俊一

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本スマート構造体開発の背景

魚の尾びれのような、柔軟なフィンの

揺動による水中推進に関する研究

推進性能に関するフィンの最適な剛性は一定でない。

揺動速度によって変化してしまう・・・

–揺動速度が大きいと最適な剛性が大

–揺動速度が小さいと最適な剛性が小

可変剛性機構を備えた

フィンの開発

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可変剛性機構を用いずに、フィンの剛性が

揺動速度によって変化出来ないか？

フィンを揺動速度を変化しても常に最適剛

性が維持できるフィン：スマート構造体に。

簡素化・耐故障化を実現

•可変剛性機構が不要

•電力供給・制御システムが不要

ダイラタント流体に着目！

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ダイラタント流体

せん断速度に対して粘度が

変化する、非ニュートン流体

のひとつ。

ダイラタンシー

大きなせん断速度

粘度：大

小さなせん断速度

粘度：小ウーブレック（片栗粉懸濁液）と

水のせん断速度と粘度の関係

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ダイラタント流体を封入したフィン

大きな揺動速度

大きなせん断

速度

剛性：大粘度：大

小さな揺動速度

小さなせん断

速度

剛性：小粘度：小

フィンの最適剛性の傾向

・揺動速度が大きいと最適な剛性が大

・揺動速度が小さいと最適な剛性が小

を実現！

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繊維複合ダイラタント流体を封入したフィン

変形による繊維のずれ

狭い繊維間におけるダイ

ラタント流体のせん断速

度が増加流体力によるせん断速度の増加による

曲げ粘度上昇→剛性増加

剛性変化範囲の拡大

さらに、

ダイラタント流体中の粒子の沈降を抑える

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繊維複合ダイラタント流体を封入した

フィンの構成

ダイラタント流体：

ウーブレック

繊維：親水性の動

物性繊維（馬毛）

広い揺動速度の範