結核動物血淸の免疫化學的研究(Ⅲ)：血清γ-globulinによIssue….pdfVIP

結核動物血淸の免疫化學的研究(Ⅲ)：血清γ-globulinによ Title る皮膚反応 Author(s)奥山, 春枝; 森川, 和雄 Citation結核の研究 = TUBERCULOSIS RESEARCH, 3: 105-113 Issue Date1956-03 Doc URL /2115/26586 Right Type bulletin Additional Information Instructions for use 105 結核動物血清の兎疫化率的研究 (III) 血清 r-globulinによる皮膚反応ネ 奥山春枝 森川和雄 (北海道大学結核研究所病理部) (受付昭和30年 J2月5日) 結核の免疫機構の解明の手がかりとして著者は，結核 を4羽分混合したものについて分割を行った。アノレゴーノレ 動物血清蛋白分屑の変動を追求してきた。艮]1ちTiselius 処理により沈澱した r-glob.劃分は凍結乾燥し，使用する 電気泳動装置[及び液、紙電気泳動装置2) を用いて結核感染 までデ νケータ内低温で保存した。 兎の血清蛋白分屑の変動をしらべて，結核菌感染ζlよって 2.分割 r-glob.の性状 はトglob.が著明ζl増加し，旧ツベノレクりン脱感作時，旧 i. r-glob.の抗体価 ツペJレクりンまたは結核生菌による試験管内吸収時，及び r-glob.を生理的食塩水(以下生食水と略)で 1%溶 毒力薗の静脈内再感染時lこは r-glob.及び tt-glob.が著し 液とし，旧「ツJ4倍稀釈液及びH2菌体氷抽出液原液を く減少することをみとめたのである。 抗原として，沈降反応重層法で抗体価をしらべた。表1に 乙こで，最も変動の著Lかった r-glob.について，ヅ みるように結核 r.glob，では4倍乃至B倍稀釈陽性の成績 ペノレクリンの皮膚アレルギーと如何なる関係にあるか研究 が得られたが，正常r-glob_では両抗原l乙対する抗体は陰 するために，分劃 r-glob.で被動性の皮膚反応を行い，更 性であったO にその組織像について結核動物の腹腔内細胞による被動性 の皮膚反応と比較した。 表 r-globulinの抗体償 (沈降反応重層法) I 低温アルコール処漫法による =ご二二二ご一玩 同 血清 7-g1obuIinの分劃 1\\\戸、 |旧「ツJ IH2水抽出液 分劃成分 (1%:\\| ー 1 1. r-glob.分劃法 結核 r-glob. (a) 1:4 1:4 r-glob.の分劃は2度行ったが，柑最初は Cohn討に