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食品関係用語集食品関係用語集 食品関係用語集食品関係用語集 ＡＤＩ、ＴＤＩ ＡＤＩ、ＴＤＩ ＡＤＩ、ＴＤＩＡＤＩ、ＴＤＩ ＡＤＩ（許容一日摂取量 ：Acceptable Daily Intake）とは、ある物質について人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、安全性に問 題のない量として定められるもので、通常、一日当たり体重一kgあたりの物質量（mg/kg/day）で表されます。ＡＤＩは食品添加物、農薬 等の安全性指標として用いられています。 ＴＤＩ(耐容一日摂取量：Tolerable Daily Intake)とは、環境汚染物質等の非意図的に混入する物質について、生涯にわたって摂取しても 健康に対する有害な影響が現れないと判断される一日当たりの摂取量を指し、通常、一日当たり体重一 kg あたりの物質量 （mg/kg/day）で表されます。ＴＤＩは、重金属等に関する指標として用いられます。 遺伝子組換遺伝子組換え食品え食品（遺伝子組換（遺伝子組換え食品表示え食品表示） ） 遺伝子組換遺伝子組換ええ食品食品（（遺伝子組換遺伝子組換ええ食品表示食品表示）） 遺伝子組換え技術（組換えＤＮＡ技術）とは、食品として用いられている植物等の性質を人間にとってより有利なものに変えるために、 他の生物から有用な性質を付与する遺伝子を取り出し、その植物等に組み込むといった技術のことです。この技術により、食品生産 を量的・質的に向上させるだけでなく、害虫や病気に強い農作物の改良や、加工特性などの品質向上に利用されることが期待されて います。遺伝子組換え食品は、こうした組換えＤＮＡ技術を応用した食品をいいます。 遺伝子組換え食品である大豆、とうもろこし、ばれいしょ、菜種、綿実については、食品衛生法施行規則で組換えＤＮＡ技術応用作物 に関する表示に関する規定が設けられており、農産物及びこれを原材料とする加工食品であって、加工後も組み換えられたＤＮＡ又 はこれによって生じたタンパク質が残存するものについては、「遺伝子組換えである」旨、又は「遺伝子組換え不分別である」旨の表 示が義務づけられています。 牛海綿状脳症牛海綿状脳症（ＢＳＥ） （ＢＳＥ） 牛海綿状脳症牛海綿状脳症（ＢＳＥ）（ＢＳＥ） ＴＳＥ（伝達性海綿状脳症：Transmissible Spongiform Encephalopathies）という、未だ十分に解明されていない伝達因子(病気を伝えるも の）と関係する動物の病気の一つで、牛の脳の組織にスポンジ状の変化を起こし、起立不能等の症状を引き起こす遅発性かつ悪性 の中枢神経系の疾病です。原因は他のＴＳＥと同様、十分に解明されていないが、プリオンという通常の細胞タンパクの異常化したも のが原因物質として有力視されています。 昭和六十一年に英国で発生し、我が国においても平成十三年九月に牛海綿状脳症にり患 する牛が発見され、平成十五年七月現在までに七頭のり患牛が我が国で確認されています。 なお、我が国では平成十三年十月十八日より、食用として処理されるすべての牛を対象としたＢＳＥ検査が行われるとともに、食肉 処理時の特定部位（舌及び頬肉を除いた頭部、脊髄並びに回腸遠位部）の除去・焼却が法令上義務化され、ＢＳＥにり患した牛由来の 食肉等が流通しないシステムが確立されています。 既存添加物既存添加物 既存添加物既存添加物 既存添加物とは、添加物の指定制度（九頁参照）の対象に天然添加物（食品添加物のうち、化学的合成品以外のもの）を追加した平 成七年の食品衛生法改正の経過措置として、施行時に現に使われていた天然添加物について、同改正法施行後も、食品衛生法の規 定に基づく添加物の個別の指定を受けなくとも引き続き使用できるようにされたものです。既存添加物は、既存添加物名簿（平成八年 厚生省告示第百二十号）に掲載されており、平成十五年七月現在、四百八十九品目あります。 平成十五年の食品衛生法改正により、安全性に問題があると判明した、又は既に使用実態のない既存添加物については、既存添 加物名簿からその名称を消除し、使用を禁止することができるようになりました。 検疫所検疫所 検疫所検疫所 近年における食品輸入件数の大幅な増加により、輸入食品は我が国の食料供給（カロリーベース）の約六十％（「食料需給表平成十 二年度」農林水産省による）を占めています。 検疫所においては、輸入食品の安全性の問題によって人々の生命、健康の安全が脅かされる事態を未然に防止するため、全国三 十