食品の製造過程の管理の高度化に関する基本方針（平成10年7月1日厚生要点.pdfVIP

資料３－２ ○食品の製造過程の管理の高度化に関する基本方針（平成10年７月１日厚生省・農林水産省告示第７号）の一部改正新旧対照条文（案） 改 正 後 現 行 第１ 製造過程の管理の高度化の基本的な方向 第１ 製造過程の管理の高度化の基本的な方向 １ 食品の安全性の向上と品質管理の徹底を求める社会的要請に対応し 1 食品の安全性の向上と品質管理の徹底を求める社会的要請に対応して、 て、食品に起因する衛生上の危害の発生を防止し、適正な品質を確保する 食品に起因する衛生上の危害の発生を防止し、適正な品質を確保するた ため、食品の製造過程の管理の高度化を図ることが急務となっている。 め、食品の製造過程の管理の高度化を図ることが急務となっている。 2 ＨＡＣＣＰ（Hazard Analysis and Critical Control Point：危害分析・重要 2 ＨＡＣＣＰ（Hazard Analysis and Critical Control Point：危害分析・重要 管理点）は、1960 年代の米国のアポロ計画の中で宇宙食の安全性を高度 管理点）は、1960 年代の米国のアポロ計画の中で宇宙食の安全性を高度 に保証するものとして考案された製造過程を管理するシステムであり、コーデ に保証するシステムとして考案された製造過程を管理する一つの手法であ ックス委員会（国連食糧農業機関／世界保健機関合同食品規格委員会）総 り、コーデックス委員会（国連食糧農業機関／世界保健機関合同食品規格 会において採択された「危害分析・重要管理点方式とその適用に関するガイ 委員会）総会において採択された「危害分析・重要管理点方式とその適用に ドライン」（以下「コーデックスガイドライン」という。）の採用が、各国に推奨さ 関するガイドライン」（以下「コーデックスガイドライン」という。）の採用が、各国 れており、欧米諸国を始めとする各国においてその有効性が認識され、HA に推奨されており、欧米諸国において、その有効性が認識され、先進企業を CCPの普及が国際的に進んでいる。 始めとして普及しつつある。 このコーデックスガイドラインにおいては、ＨＡＣＣＰの食品の安全性に対 このコーデックスガイドラインにおいては、ＨＡＣＣＰの食品の安全性に対 する適用について記述しているが、この考え方は食品の品質管理にも適用 する適用について記述しているが、この考え方は食品の品質管理にも適用 できるものとされている。このことを踏まえ、コーデックスガイドラインに示され できるものとされている。このことを踏まえ、コーデックスガイドラインに示され た７原則12手順に沿ったＨＡＣＣＰによる衛生管理又はＨＡＣＣＰの考え方を た７原則12手順に沿ったＨＡＣＣＰによる衛生管理又はＨＡＣＣＰの考え方を 適用した品質管理により食品の製造過程の管理の高度化を図ることとする。 適用した品質管理により食品の製造過程の管理の高度化を図ることとする。 ３ また、食品の輸出に当たっては、輸出先の国又は地域が求める衛生基準 （新設） に的確に対応していくことが必要である。そのためには、HACCPによる衛生 管理又はHACCPの考え方を適用した品質管理のための体制を構築し、食 品の安全性及び品質を向上させることが有効である。 ４ このため、国は、我が国の食品の安全性を向上させることが輸出の促進 ３ このため、国は、食品の製造過程の管理の高度化を推進することとし、こ に資するとの観点も考慮し、食品の製造過程の管理の高度化を推進するこ れに即した施設の整備について、金融・税制上の支援措置を講ずることとす