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市民公開講座 市民公開講座 歩行障害に対するリハビリテーション 歩行障害に対するリハビリテーション 2011年4月23日（土） 東邦大学医療センター佐倉病院 リハビリテーション部 小川 明宏 はじめに はじめに 歩行とは・・・・・ 歩行とは・・・・・ 幼少時に動作が確立しその後特別な 幼少時に動作が確立しその後特別な トレーニングを行わなくても、無意識 トレーニングを行わなくても、無意識 に行うことができる動作。 に行うことができる動作。 1 歩行の構成要素 歩行の構成要素 2 歩行障害の状態 歩行障害の状態 歩けない・・・・・。 歩けない・・・・・。 歩くとふらつく・・・・・。 歩くとふらつく・・・・・。 歩くと痛い･痺れる・・・・・。 3 歩行障害の原因 歩行障害の原因 錐体路障害 錐体路障害 錐体外路障害 錐体外路障害 小脳や深部感覚の障害 小脳や深部感覚の障害 末梢神経障害 末梢神経障害 筋・骨・関節など運動器障害 筋・骨・関節など運動器障害 4 【錐体路障害】 【錐体路障害】 脳血管障害による片麻痺 脳血管障害による片麻痺 脊髄損傷による対麻痺･四肢麻痺 脊髄損傷による対麻痺･四肢麻痺 ⇒力が入らない（弛緩性麻痺） ⇒力が入らない（弛緩性麻痺） 突っ張って力が抜けない（痙性麻痺） 突っ張って力が抜けない（痙性麻痺） 5 【錐体外路障害】 【錐体外路障害】 パーキンソン病・症候群 パーキンソン病・症候群 ⇒震え（安静時振戦）、体のこわばり ⇒震え（安静時振戦）、体のこわばり （固縮）、バランス障害、小刻み歩行 （固縮）、バランス障害、小刻み歩行 ハンチントン舞踏病 ハンチントン舞踏病 ⇒自分でコントロールが難しい、踊るよう ⇒自分でコントロールが難しい、踊るよう な動き（不随意運動） な動き（不随意運動） 6 【小脳や深部感覚の障害】 【小脳や深部感覚の障害】 ゆっくりとした動きが難しく、体が勢いよく ゆっくりとした動きが難しく、体が勢いよく 動いてしまう（協調運動障害） 動いてしまう（協調運動障害） ⇒運動失調症状 ⇒運動失調症状 ＊運動失調を小脳性と深部感覚性に鑑別 ＊運動失調を小脳性と深部感覚性に鑑別 するにはロンベルグ試験を行う。 するにはロンベルグ試験を行う。 7 【末梢神経障害】 【末梢神経障害】 顔面や四肢・体幹部の感覚・運動神経の 顔面や四肢・体幹部の感覚・運動神経の 障害により、その神経支配領域に麻痺や 障害により、その神経支配領域に麻痺や 感覚障害などが出現する。 感覚障害などが出現する。 ⇒腓骨神経麻痺による下垂足 ⇒腓骨神経麻痺による下垂足 坐骨神経の圧迫による痺れ・痛み 坐骨神経の圧迫による痺れ・痛み 糖尿病性の神経障害 ・・・・・・・・ etc 糖尿病性の神経障害 ・・・・・・・・ etc 8 【筋・骨・関節障害】 【筋・骨・関節障害】 筋力低下や骨折・関節の変形による痛み・ 筋力低下や骨折・関節の変形による痛み・ 痺れなどから歩くことができない。 痺れなどから歩くことができない。 ⇒変形性関節症、慢性関節リウマチ、 ⇒変形性関節症、慢性関節リウマチ、 脊柱管狭窄症、筋・筋