基本临床手技末梢静脉路确保.PDFVIP

連　載 基本臨床手技 第2回 末梢静脈路確保 方法 準備 ①輸液セットはすぐにつなげるよう準備しておく。 ②安全のため手袋を装着する。 ＊6 ＊6　臥位が望ましい。 ③体位を取る 。 ④部位を選択する。 ＊7　固定が難しく，患者側からも違和感が強く， 　前腕屈側が最も一般的である。そのほか手背，足背などでも可能である。いずれも あまり勧められない。どうしても入らない場合は， 入院患者なら鎖骨下静脈や大腿静脈などの深部静脈 ＊ 7 困難なときは外頸静脈を用いることもある 。 内留置を考慮する。 前腕屈側の動脈 手背の静脈 足背の静脈 手背は固定にやや難がある が，手関節部を避ければ神 経損傷が少なく安全である。 利き腕の反対側の比較的長 足背は感染のリスクが上肢よ く太い静脈を選ぶ。穿刺す り高く，歩行も不便，さらに る静脈の選択のよしあしが 下肢の深部静脈血栓形成の原 すべてを決める＊8。神経損 因になる可能性もあり，でき 傷に注意（後述）。 れば避けたい。 ⑤駆血する。 ＊8　肘部の静脈は人により変異が多い。 　採血予定部位の 5 cm 以上中枢側に駆血帯をつける。手を握る動作を 2 〜 3 回させ， そのまま手を握っていてもらう。 154　レジデント 2009/5 Vol.2 No.5 はじめに 必要な器材 方　法 うまくいかない場合の対処法 針刺し事故防止機構付留置針 合併症 ⑥消毒する。