第64回税理士试验财务诸表论Z－64－B［第一问］解答.PDF

＜ＴＡＣ＞税14 この解答速報の著作権はＴＡＣ㈱のものであり、無断転載・転用を禁じます。 第 64 回 税 理 士 試 験 財務諸表論 ●はじめに 理論問題は、例年と比べると比較的解答し易い問題であったといえるが、計算はボリュームが多く、難易度の やや高い問題であったといえる。 第一問及び第二問では、基本論点での失点を極力避け、第三問である程度時間をかけて、問題の取捨選択をし ながら、基礎的な箇所を確実に解答することが出来たかがポイントとなる。 なお、各問題ごとに「予想配点」、 「合格ライン」を示してあるので、今後の方針決定の参考にして欲しい。 Ｚ－64－Ｂ〔第一問〕解 答 １ イ 配分 ロ 完了 ハ 確定 ニ 役務の提供 ホ 効果 ２ 研究開発費は、発生時には将来の収益を獲得できるか否か不明であり、また、研究開発計画が進行し、将来 の収益の獲得期待が高まったとしても、依然としてその獲得が確実であるとはいえないからである。また、 資産計上の要件を定める場合にも、客観的に判断可能な要件を規定することは困難であり、抽象的な要件のも とで資産計上を行うことは、企業間の比較可能性を損なうこととなるからである。 ３ 国際的な会計基準においては、研究開発費の取扱いとの整合性よりも、企業結合により受け入れた他の資産 の取扱いとの整合性をより重視して、資産として計上することが求められており、これにより、価値のある成 果を受け入れたという実態を財務諸表に反映することになると考えられるためである。 ４ 有償取得のれんは、その取得の際に対価を支払うことから恣意性を排除し客観的な評価が行えるため、資産 計上が行われるのに対し、自己創設のれんは恣意性の介入により客観的な評価ができないため、資産計上が認 められないのである。 また、有償取得のれんを資産計上した場合には、未実現利益である期待利益が計上されることはないが、自 己創設のれんを資産計上し、それと同額を当期の利益として計上した場合には未実現利益である期待利益が計 上されるため、自己創設のれんの資産計上は認められない。 ５ Ｇ Ｉ Ｍ Ｓ Ｐ Ｏ Ｋ Ｊ Ｆ Ｂ ▲ 予想配点▲ １ 各１点 ２ ４点 ３ ２点 ４ ４点 ５ 各１点 合計25点 －１－ ＜ＴＡＣ＞税14 この解答速報の著作権はＴＡＣ㈱のものであり、無断転載・転用を禁じます。 ▲ 合格ライン▲ 本問は、無形資産を中心とする問題であった。一部難易度の高い問題もあったが、全体的には基本事項からの 出題であったと考えられる。 １については、４～５点は確保したい。 ２については、４点は確保したい。 ３については、得点できなくても問題はないと思われる。 ４については、１点は確保したい。 ５については、８～９点は確保したい。 以上のことから、予想配点による採点で17～19点が合格ラインであると思われる。 ▲ 解答への道▲ １について 「企業会計原則」第三の一のＤ及び「企業会計原則注解」注15の空欄補充問題である。 「企業会計原則」第三の一のＤ 将来の期間に影響する特定の費用は、次期以後の期間に配分して処理するため、経過的に貸借対照表の資産の イ 部に記載することができる。 「企業会計原則注解」（注15） 「将来の期間に影響する特定の費用」とは、すでに代価の支払が完了し又は支払義務が確定し、これに対応す