庄原立庄原中学校第2学年数学科学习指导案.DOCVIP

PAGE 1 - 庄原市立庄原中学校　第１学年　理科学習指導案 単元名：３章「　大地は語る　」 授業　庄原市立庄原中学校　　 研修グループ　Ｆグループ　　　　　　　　 福山市立城北中学校 府中市立第一中学校 神石高原町立三和中学校 日　時　　　平成２８年１０月２６日（水）　３校時（１０：４５～１１：３５） 場　所　　　理科２教室 単元について 学　年　　　１年２組（男子１９名，女子１６名，計３５名） 　本単元は学習指導要領２分野の内容（3）に位置づけられている，「地学的な事物?現象についての観察，実験を行い，観察?実験技能を習得させ，観察，実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに，大地の成り立ちと変化，気象とその変化，地球と宇宙などについて理解させ，これらの事物?現象に対する科学的な見方や考え方を養う。」を受けて実践するものである。 　この目標は，地学的な事物?現象についての観察，実験などを行うことを通して，基礎的な観察?実験技能を習得させ，結果を分析して解釈する能力や，導き出した自らの考えを表現する能力を育てるとともに，地学的な事物?現象に対する基礎的な知識を身に付け，これらをもとに科学的な見方や考え方を養うことがねらいであることを示している。 　ここでは，小学校での学習につなげて，火山及び地震，地層の地学的な事物?現象に関して内容の系統性を図り，科学的に探究する能力を育成し，科学的な知識及び長大な時間や広大な空間などの概念が定着するように構成している。 　「大地の成り立ちと変化」に関しては，野外観察などを行い，身近な地学的な事物?現象を観察させ，それらの記録をもとに岩石，地層，地形などが長大な時間を経て形成されたことを扱い，地学的な事物?現象を時間的推移の中で追究したり，空間的な広がりの中でとらえたりする見方や考え方を養う。また，その形成の過程で生起した変動の様子を，現在起こっている火山活動や地震と関連付けてみる見方や考え方を養う。 小学校では，第５学年で「流水の働き」，第６学年で「土地のつくりと変化」について学習している。ここでは，火山や地震について，日本付近のプレートの動きなど地球内部の働きと関連付けて捉えさせるとともに，野外観察などを行い，その観察記録をもとに，地層の重なり方や広がり方についての規則性や過去の様子を考察させ，大地の成り立ちと変化についての認識を深めることが主なねらいである。 生徒観 本校１年生の生徒は，実験や観察をいつも楽しみにしており，意欲的に取り組んでいる。これまでに行った観察?実験としては，ルーペや顕微鏡を使った観察，植物のつくりやはたらきを調べる実験，光の反射や屈折を調べる実験や凸レンズによる像を調べる実験などを行っている。いずれの観察?実験においても，興味をもって班で協力して取り組んできた。 本学級の生徒は，何事にも一生懸命取り組み，ほとんどの生徒が実験において積極的に参加している。しかし，学力が高い生徒が多い反面，低い生徒もおり，観察?実験を行う上でグループ分けは十分配慮して行っている。 本学年で実施した第２回授業アンケートでは，肯定的評価は次のような結果であった。 本時のめあてを意識して学習している 授業中，調べたり考えたりしたことを，ペアやグループ，全体で話し合ったり活動したりする場面があると学習がよくわかる。 グループで学習すると授業がよくわかる。 授業では，自分なりの考えや思いを表現できている。 理科 ９０．４ ８８．９ ８９．６ ７２．６ 全教科平均 ８７．８ ８３．７ ８５．０ ７２．２ （単位：％） この結果からも分かるように，ペア学習やグループ学習をとり入れることで，生徒たちは学習に対してよくわかると感じている。一方で，自分なりの考えや思いを表現できていると答えた生徒は７３％と他の項目よりも低くなっている。２７％の生徒が，自分の考えを表現することが苦手だと感じている。 指導観 学習にあたっては，大地の変化について，学習の有用性を感じさせ，生徒の興味?関心を高めるために，地震や火山活動についての過去の体験や知識，災害に対する防災や減災など，日常生活や社会との関連に触れながら学習を行う。また，大地の成り立ちと変化に関する基礎的?基本的な知識や観察，実験技能を習得させ，観察?実験などの結果を分析して解釈させたりレポートの作成や発表を行わせたりすることにより，思考力，表現力などを育成する。さらに，それらの活動を通して，時間概念や空間概念を形成し，地学的な事物?現象は長大な時間と広大な空間の中で変化したり生起したりしているという見方や考え方を養う。 本時では，模型を使ったボーリング操作を実際に行わせることを通して地層に対して興味をもたせ，ボーリング試料から地層の広