稻泽污水适正处理构想案.PDF

稲沢市汚水適正処理構想 （案） 稲沢市汚水適正処理構想 （案） 平成 23 年 ３月 平成 23 年 ３月 稲 沢 市 稲 沢 市 １ 全県域汚水適正処理構想とは 下水道等の汚水処理施設は、公共用水域の水質保全を主な目的として、水道、電気など と同様、都市、農山村を問わず、生活基盤として欠かせないライフラインとして、早期の 普及が求められています。 また、近年は下水処理水を活用した水循環の形成、良好な水環境の創出などを基調とし て、人々すべてが生活の豊かさを実感できる社会の実現に向けて、快適な生活環境づくり や良質な水環境づくり、また循環型社会を形成していく上でも汚水処理施設の果たす役割 は大きいものとなっています。 全県域汚水適正処理構想（以下「構想」）は、市街地や農山村地域を含めた県内全域の汚 水処理施設の整備を計画的・効率的に実施することを目的とし、市町村が作成した構想を 県が取りまとめ、公表することになっています。 汚水処理施設には、下水道施設の他、農業集落排水施設、合併処理浄化槽等があり、こ れらの施設については、それぞれの施設の特徴を活かしつつ、連携して整備・管理を行う ことが重要であり、地域ごとの特性を踏まえ汚水処理施設全体として計画的かつ効率的な 整備・管理に努める必要があります。 構想は、全県域において経済比較を基本として、これら汚水処理の位置付け及び整備方 針を定めるものであり、県民が一層快適な生活環境を享受できる社会、健全な水環境の形 成を目指すとともに、今後の下水道等の普及の目標を示すものとなります。 1 ２ 汚水処理のしくみと種類 汚水処理施設は、街全体の生活排水をまとめて処理する「集合処理」と各家庭に個別に 浄化槽を設置して処理する「個別処理」とに分類されます。 ■農業集落排水事業 農業振興地域内における農 業用用排水の水質保全、機能維 持を図る目的で、地域内集落に おいて実施するもの。 ■特定環境保全公共下水道 農山漁村等の生活改善、自然 環境の水質保全を図る必要性 から設置される公共下水道。 流末を流域下水道に接続す る形態をとるものを流域関連 特定環境保全公共下水道とい う。 ■コミュニティ・プラント 住宅団地等の開発に伴い、生 活環境の保全を図るために、し 尿と生活雑排水を合併処理す るもの。 ■合併処理浄化槽 下水道認可区域外で雑排水 対策を促進する必要がある地 域で行い、し尿と生活雑排水 をあわせて処理するもの。 ■公共下水道 ■流域下水道 都市計画区域内の市街地における下水を排除し、 ２以上の市町村の区域から流入する下水を排除 又は処理するため、市町村が設置、管理する下水道 するために設ける施設で、幹線管渠、ポンプ場、終 で、終末処理場を有するもの又は流域下水道に接続 末処理場で構成され、その設置、管理を都道府県が するものであり、かつ下水を排除すべき排水施設の 行うもの。 相当部分が暗渠である構造のもの。 なお、その幹線管渠に接続するまでの施設は、そ また、終末処理場を有するものを単独公共下水 れぞれの市町村が実施する。 道、流末を流域下水道に接続する形態をとるものを 流域関連公共下水道という。