円盤の静的特性に関する研究-ユース規格の導入に伴.pdfVIP

　　Kobe University Repository : Kernel 円盤の静的特性に関する研究 －ユース規格の導入に伴 Title う影響 Author(s) 前田, 正登 / 白 , 信幸 Citation 陸上競技研究, 68: 38-43 Issue date 2007-03 Resour e Type Journal Arti le / 学術雑誌論文 Resour e Version publisher URL http://www.lib.kobe-u.a .jp/handle_kernel Create Date: 2013-08-16 [研究資料] 円盤の静的特性に関する研究 ーユース規格の導入に伴う影響 A studyonstaticcharacteristicsofdiscus Influencewithintroductionofyouthstandards一 前田 正登 (神戸大学発達科学部) MasatoMaeda(Facu1tyofHumanDevelopment，KobeUniversity) 白井 信幸 (神戸大学大学院総合人間科学研究科 NobuyukiShirai (Gradu蹴 S伽 01ofCultu凶 Studies andHumanScience，KobeUniv巴rsity) ス男子用の円盤とでは外見上の形状だけでなく， 緒言 円盤の重要な特性とされる慣性モーメントにも違 陸上競技の円盤投において， 2006年4月より いが生じていることが予想されるO 男子高校生用としてユース規格の円盤が導入され 前田ら(1990) は，新規格と旧規格のやりにつ (日本陸上競技連盟， 2006)，現在，競技会におい いて形状や慣性モーメントの計測を行い，新規格 ては従来まで使用してきた高校男子用(日本陸上 のやりの静的特性を明らかにしているO それによ 競技連盟， 2005) と併用で使用されているO 既に， れば，やりの重心位置や各部のす法に関する規格 2008年4月からは男子高校生用としてジュニア 改定によって，慣性モーメントや縦断面図心位置， 規格の導入が決定されているので，現在の状況は 体積中心位置などの静的特性に大きな違いが生じ 2007年度末まで続くことになる。 ていたというO このように，ゃりゃ円盤などの投 高校男子用とユース男子用の円盤とでは最小重 てき器具に関する形状規格の改定は，単に投てき 量の規格は同じであるが，形状の規格には違いが 器具の形状が変わるというだけでなく，競技記録 ある(表 l参照)。したがって，高校男子用とユー に大きな影響を及ぼす可能性のある慣性モーメン 表1円盤に関する主な規格(日本陸上競技連盟， 2006) 男 子 女 子 円盤の規格 晶校・ 一般・晶校・ 単位 一般 ジュニア flii13Z~ ユース ジュニア・ユース 記録が公認される