数学科学习指导案.doc

数学科学習指導案 学校名　沖縄県立知念高等学校 対象学級　２年６組　男子１０名　女子１６名　計２６名 日時　11月18日（木）　２校時 授業者　宮﨑　貴士 指導者　宇江城　隆 Ⅰ　単元名　　「数学Ⅱ」　第３章　三角関数 Ⅱ　単元設定の理由 教材観 　「数学Ⅰ」では，０°から180°までの角について正弦，余弦及び正接の意味を理解させ，それを図形の計量の考察に活用させている。ここでは，角の概念を一般の角にまで拡張して，三角関数の概念を導入する。弧度法を用い，扇形の面積や周の長さを求めたり，三角関数のグラフを書いたりすることを通して、弧度法の有用性の理解を図る。また，グラフや周期性について理解させるとともに，三角関数の性質や相互関係などについての理解を深め，活用させている。三角関数の基本的で重要な性質の１つである三角関数の加法定理を理解し，15°，75°などの三角関数の値を求めたり、２倍角の公式，三角関数の合成などの公式を導くことに活用させている。 生徒観 ２年６組の生徒は文系クラスではあるが，数学の授業に対する興味?関心が高く，積極的に問題に取り組んでいる生徒が多い。「三角関数」における生徒の実態として，１年次に習ったsin,cos,tanの値を求めることを苦手とする生徒が多い。 指導観 　高等学校学習指導要録の「数学Ⅱ」の目標では，「式と証明?高次方程式，図形と方程式，いろいろな関数及び微分?積分の考えについて理解させ，基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り，事象を数学的に考察し処理する能力を伸ばすとともに，それらを活用する態度を育てる。」と述べている。これは，事象を更に的確に把握し，判断して処理するために必要な数学的な見方や考え方の育成を目指すものである。具体的な達成目標としては、三角関数の特徴を捉えるとともに，関数についての理解を一層深め，具体的な事象の考察に活用できるようにすることが挙げられる。「数学Ⅰ」で学んだ図形としての三角比から角の考えを一般の角に拡張することにより三角関数を導入するのであるが、この学習においては、生徒に拡張の過程を理解させるとともに、新しく学ぶ関数をいままでの関数と比較し、その特徴をとらえさせることに重点をおきたい。そこで、授業にコンピュータを活用することにより、三角関数の学習に対する興味?関心や意欲を高め、周期性を中心に、三角関数の特徴や三角関数の性質についての理解を深める。三角関数の周期性やグラフの対称性などの特性を理解することにより、基本的な三角関数のグラフを基にして、三角関数のいろいろなグラフが書けるようになる。コンピュータの特性を生かすことにより、興味?関心を引き出し、学習意欲を高め、理解を深めるような授業の展開が期待できる。 Ⅲ　単元の指導目標 角の考えを拡張し，一般角についてその概念を知らせる。 弧度法を導入し，弧度法による角の表示について習熟させる。 一般角および弧度法に立脚した三角関数の定義を示し，三角関数と単位円との関係，三角関数の値域，三角関数の相互関係などについて理解させる。 などの角の三角関数をより簡単な形に変形できることを知らせる。 三角関数のグラフの特徴を知らせ，その周期性，対称性などを理解させる。さらに，， 　などの関数のグラフについてもその周期をも含め理解させる。 三角関数を含む簡単な方程式や不等式について，その解法の基本的手法を知らせる。 三角関数の加法定理を示し，その証明について考察させる。また，加法定理を利用した簡単な応用例を理解させる。 ２倍角の公式を導き，その簡単な応用例について理解させる。 三角関数の合成について理解させ，関数の最大?最小問題に応用できることを理解させる。 Ⅳ　単元の指導計画(25時間) 次 時数 指導目標 学習内容 第 １ 次 １ 時 間 固定された半直線（始線）と自由に回転する半直線（動径）を用いて，一般角の意味を理解させる。 固定された半直線（始線）と自由に回転する半直線（動径）を用いて，一般角の意味を理解し，一般角を表す。 第 ２ 次 ２ 時 間 弧度法を理解させる。弧度法を用いて，三角比の値や，扇形の弧の長さと面積を求めさせる。 弧度法を理解する。弧度法を用いて，三角比の値や，扇形の弧の長さと面積を求める。 第 ３ 次 ４ 時 間 一般角と弧度法をもとにして三角関数を定義し，単位円を利用して三角関数の相互関係を導き出し，式の値を求めさせたり，証明させる。 一般角と弧度法をもとにして三角関数を定義し，単位円を利用して三角関数の相互関係を導き出し，式の値を求めたり，証明する。 第 ４ 次 ２ 時 間 動径の位置を考察することにより， などの三角関数をθの三角関数に還元する公式を身に付け，任意の角の三角関数の値を