社会医療法人近森会322.pdfVIP

社会医療法人近森会 5 発 行 ◦ 322 2013 年 4 月 25 日 Vol. 〒780- 8522 発行者 ⃝ 近森正幸 ／ 事務局 ⃝ 川添曻 ● 高知県高知市大川筋一丁目 1 − 16 tel. 088 − 822 − 5231 に関するガイドライン」の 2007 年度 近森病院での 版と 2012 年度版を全国の専門家と教 室員の協力のもとに作成することが出 今後について 来ました。 　私は、中学２年の時に近森正幸理事 長と出会い、以来友人として同じ中学、 学術担当理事　土居 義典 高校、大学で学びました。また 1981 年に帰高してからは、近森病院で週１ 　４月１日付で学術担当理事として近 の期待に応えることは高知医科大学に 回内科の回診を行ってきました。 森病院に勤務することになりました。 課せられた使命のひとつでした。その 　これからの我が国の超高齢社会で よろしくお願いします。 ため私は、循環器内科を中心として、 は、総合内科医として全人的に高齢者 　 私 は、1981 年（ 昭 和 56 年 ）4 月 臨床に強い実力のある内科医の育成を の多臓器疾患を見据えながら高度の専 の高知医科大学老年病学教室の創設 めざし教室の活動を行ってきました。 門医療を実践できる専門医の育成が重 と 10 月の附属病院の開院にあわせて 　これまでに多くの人材が育ち、近森 要となります。このような視点から、 大学に講師として赴任しました。以来 病院をはじめ高知県内の主要な基幹病 研修医や若手医師、また学生の教育の 32 年近く大学で過ごしてきました。 院で循環器領域の責任者として活躍す 支援とともに、近森会の学術面での活 　当時、高知県は全国第２位の高齢県 るようになっています。 動のさらなる活性化や、近森会と大学 であり、高知県に多い、また我が国の 　研究面では、国際レベルの研究を目 との連携などを視野に入れて、皆さま 二大死因の一つである心血管病の診療 指して「心筋症」の研究を行ってきま のお手伝いをしていきたいと考えてい レベルの向上を図り、地元の高齢者医 した。その成果を踏まえて、私が班長 ます。ご協力をよろしくお願いします。 療、とくに循環器医療に貢献して県民 として我が国の「肥大型心筋症の診療 どい　よしのり 5月の歳時記 土居義典先生 　聖路加国際病院から大阪医科大学を ラナンキュラス