ISO9001入門.PDF

ＩＳＯ９００１入門 ＩＳＯ９００１とは？ 何を実現すれば取得できるのか？ 合同会社Double Face ＱＭＳを理解する • ＱＭＳとは？ もともとは、工業製品や、建築業務などの品質が安定しなかった時代に、いかにして品質を確保するか、といった社 内の品質管理体制を規程したものが標準規格となり、現在は品質を確保するだけでなく、いかにして品質を向上す るか、コストを削減するか、売り上げを向上するか、これらを実現するための管理の仕組みを『品質マネジメントシ ステム』といいます。 ＱＭＳ＝品質マネジメントシステム • ＩＳＯ９００１とは？ ＩＳＯ９００１とは、ＱＭＳにおける標準的な管理体制を規格化したものです。ＩＳＯ９００１に準拠してＱＭＳを構築する ことで、外部審査機関より審査を受け、確実に体制が構築されていることを判定されることが出来、審査に合格す ることで、ＩＳＯ９００１のマークが使用できるようになります。 • ＩＳＯ９００１の審査とは？ 日本ではＪＡＢという認定機関より登録を受けた審査機関に審査の申請をすることで審査が開始されます。 審査を受けると、作成された文書、現場の両面で審査員が実際の現場を審査し、問題ないかどうかを判断します。 詳しくは後ほど図解で説明いたします。 ＱＭＳ導入の効果 • ＱＭＳ導入には、一般的に次のような効果が期待されます。 １．業務の標準化 業務を標準化することで、増員や、移管などをスムーズに行うことが出来ます。 ２．業務の効率化 現状の業務を明確にすることで、見直しをしやすく、問題点の発見をしやすく出来ます。 ３．差別化 ＩＳＯ９００１を導入することで、業界によっては差別化につながることがあります。 ４．業務におけるリスクの軽減 チェック機能を社内に導入することにより、問題が発生する可能性を軽減出来ます。 ５．営業的メリット ＩＳＯマークを名刺などに入れることが出来るようになります。 ＱＭＳの仕組み • ＱＭＳは下記のようなＰＤＣＡサイクルを基本としています。 ・経営者への報告 ・基本方針の立案 ・改善の実施 ・品質目標の制定 Ｐｌａｎ ・品質計画の制定 ・業務標準の確立 ＡｃｔＡｃｔ 品質品質 ＤｏＤｏ Ｃｈｅｃｋ ・内部監査 ・品質計画の実現 ・品質チェック ・業務の遂行 ・プロセスチェック ・資源配分 ＩＳＯ９００１の構成 • ＩＳＯ９００１の規格は次のような体系に構成されています。 項番４ 導入部分 そもそも、マネジメントシステムを導入するにあたって最低限確保しておかなければならない 考え方や、文書などの管理体制について規程しています。 項番５ 社内体制部分 社内体制を構築するにあたって、マネジメントシステムの基本部分を規程しています。特に、 企業におけるプランの立て方を規程しています。 項