研究概要書地球温暖化に対応するための技術に関する研究.PDFVIP

資料４-１ 研究概要書：地球温暖化に対応するための技術に関する研究 プロジェクトリーダー名 ：環境研究部長 福田 晴耕 技 術 政 策 課 題：(2) 地球環境への負荷の軽減 サ ブ テ ー マ： 3) 地球温暖化に対応するための技術に関する研究 関 係 研 究 部：環境研究部、河川研究部、建築研究部、住宅研究部、 高度情報化研究センター、危機管理技術研究センター 研 究 期 間：平成１３年度～平成１６年度 総 研 究 費：約１，０９２百万円 １．研究の概要 地球温暖化の原因やその影響は、わが国の社会活動や国土保全に深くかかわりを 持っているため、幅広い分野を包含した総合的な取組が重要である。そのため、総合 科学技術会議の重点分野である「環境」プロジェクトの中に、｢地球温暖化研究イニシャ ティブ｣が定められ、関係省庁が連携して研究を進めている。 本プロジェクト研究は、｢地球温暖化研究イニシャティブ｣の中で、国土交通省とし て実施するとした研究を平成１３～１６年度で進めるものであり、下図に示すとおり、 ４つのサブテーマから構成されている。 ＜プログラム名称＞ ＜プロジェクト研究の課題＞ 総合科学 温暖化総合モニタリング ① 地球環境の衛星モニタリング技術に関 技術会議 する研究 温暖化将来予測･ ② 地球温暖化に対応した災害リスク軽減 気候変化研究 対策に関する研究 究 研 化 ブ 暖 ィ 温 テ ャ 球 シ 地 ニ イ 温暖化影響･ﾘｽｸ評価研究 ③ 環境負荷低減･自然共生型の建築・都 温室効果ｶﾞｽ固定化･ 市整備技術に関する研究 隔離技術開発 ④ 交通部門における二酸化炭素排出量 排出抑制技術開発 削減施策の効果に関する研究 温暖化抑制政策研究 ２．研究の背景 わが国は、地球温暖化問題において、気候変動枠組条約に示された目標の達成を目 指した抜本的な国際的･国内的取組を持続的に進めていくことが求められている。特に、 １９９７年気候変動枠組条約第３回締約国会議（ＣＯＰ３）において採択された京都議定 書や、先般モロッコで開催された第７回締約国会議（ＣＯＰ７）での合意への対応な ど、わが国の責任と任務は極めて大きい。 また、温暖化の原因やその影響は、わが国の社会活動や国土保全に深くかかわりを 持っているため、幅広い分野を包含した総合的な取組が求められている。加えて、｢温 暖化･気候変動｣、｢温暖化による影響･リスク評価｣、｢温暖化対策｣は相互に関連してい ることからこれらを有機的に連携させて実施していくことが重要である。 そのため、総合科学技術会議の重点分野である「環境」プロジェクトの中に、「地球 温暖化研究イニシャティブ」が定