鋳物砂苇圣.PDFVIP

∪.D.C.621.742.4 の 鋳 物 砂 葦聖 の 理 つ に い て その1 粒度 管机に その2 ｢に ぎ っ い て MoldingSandControl GrainFineness Partl On Controlof Part2 On GraspTest 鈴 木 敏 彦* 内 容 梗 概 鋳物の精度はそれを鋳込む鋳型の精度のいかんによってほとんど決定されるものであって,さらiこそ の鋳型精度はそれに使用する鋳物砂の品質とこれを成型するための抱き固め方にかかつているわけであ る｡すなわち,鋳物の品質の保持向上ほ鋳物砂と鳴き固め方の両者の適正な管理によってえられるもの であるという とがいえるのである｡ 本研究でほ こ の目的のた捌こ実際iこ使用される購入砂の産地調査からはじまり,造型に至るまでの砂 の調整と挙動とに検討を加え,適正な管理を行わんとするものである｡ 使用砂の粒度分析をした結果,従来よく知られている理論的分布(たとえば正規分布など)を適川し て,その性質を説明することができるので粒度分布の実情を把握することができるようになったご また 普通現場でもつとも砂の総合的な判断をする一つの手段として用いられている感覚による｢にぎり【~を 判別函数を使用して定量的に表示することができるよ うになったっ この点について報告することにす る｡ 〔Ⅰ〕緒 言 〔ⅠⅠ〕粒度の管理について 鋳物の不良におよぼす各種の要因は非常に多く,その (1)粒度の表示法につし､て 管理の徹底を期するた捌こは,従来より稜々の努力がな 粒度を表示するためには標 飾により直接節分けた砂 されてきたのが 情である｡最近のごとく大きく生産性 粒について平均の粒子の径と,その分布で表わすわけで の向上が叫ばれている折柄,各要因についての合理的管 あるが,実 にほその表示法ほ十数種もあり,大別して 理法を至急確立させなければならぬところである｡各種 も1.ヒストグラム法 2.累加ヒストグラム法 3.分散 の要因のうち,特に鋳物砂の占める位置ほ大きなものの 曲線法 4.累加曲線法などあり,一般に1,4.が比較 的多く行われているようである(1)｡ 一つであり,粒度の管理は鋳物砂のほかの特性に影響を およぼすところが大きいので,粒 をとりあげて検討を 当工場を含み一般にもつとも行われている方法ほ横軸 加えることにした｡また現場作 でもつともてつとり早 に粒虔の大小を示す鯖番号をとり,縦軸に各締にのこつ い管理法として一般に広く行われている｢にぎり｣の方 た重量を%であらわすヒストグラム法であるが,多くの 法を検討してその意味と普通に知られている鋳物砂の特