加工食品安全确保农业生产―.pdfVIP

日中学術シンポジウム(11/10/08） プレゼンテーション用 補足資料 加工食品の安全確保と農業生産― 日本における大豆を事例として― 九州沖縄農業研究センター 異業種連携研究チーム 主任研究員 笹原和哉 背景 １ • 日本は食糧の自給率が40％と低い。日本において は加工食品の安全確保の為に「安全安心な」農業 生産が求められている。 • 本報告では，食品安全基本法が定める「食品供給 行程の各段階において適切な措置が講じられた食 品」を「安全安心」な食品と位置づける。 • 食品安全基本法（2003年5月制定） –第四条：食品供給行程の各段階(生産者，卸売業者， 加工業者)における適切な措置を義務づける –第八条：農薬メーカーを含む食品関連事業者の責務 –第九条：消費者の役割 背景 ２ • 大豆を対象 –主要穀物だが，自給率５％ – U.S.，ブラジル，中国から輸入。 – ほとんど加工食品として利用 – 豆腐(6割)，納豆，味噌，醤油・・・ – 国産大豆の一産地が福岡，佐賀6万ｔを生産。殆どが 豆腐加工適性の高い品種「フクユタカ」「むらゆたか」を 生産する。 目的 • 消費者，加工業者，卸売業者，生産者間の 意識の差，生産者に影響の強い農産物検査 について各段階の意識の違い，農産物検査 の内容から，安全安心を実現する課題（ひい ては自給率を下げないための課題）を摘出す る。 • 心理的な意味での「安全安心」な食品につい ては後半に筆者の試論を述べ，農産物検査 制度について所感を述べる。 方法 • ブレインストーミング2007年3月に，報告者が『魅力ある大 豆産地の特徴とは何か』という設定に対し，加工業者，生 産者，等がブレインストーミングを行い集約した。 • インターネットを用いたアンケート大豆生産者，加工業者， 消費者に対するアンケートを2007年12月に実施し，どの特 徴が重視されるか，一番必要なその要因を聞いた。この 時期は周知である「ギョーザ事件」の起こる直前。 • 文献より引用 (3) – 関連して大豆加工業者への調査を特産農産物協会 が実施。 – 消費者については愛知県消費生活センターが実施し，「食の 安全・安心に関するアンケート調査報告」（2007年10月刊行）を 引用 第１図 魅力ある大豆産地の特徴 １．安全，安心 ２．安全 ２．生産者の大豆への思いが強い 種まきから管理されている ２．安全で １．黒大豆は安全 美味しい 1.２．その土地の味，イン ２．おいしい大 ２．ものづくりへの Ｘ．小規模でていねいに パクトがある 豆を作ろ 気持ちが強い 作ってあると良い うと意欲 ３．生産者が真剣に が強い １．食材（トーフ，ミソ，ショウユ， 取り組んでいる