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　　Kobe University Repository : Kernel 教職課程講義におけるテレビ会議システムを導入した授 Title 業観察活動 Author(s) 黒 , 秀子 / 出口, 明子 Citation 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要, 6(2): 63-69 Issue date 2013-03 Resource T pe Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 Resource Version publisher URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel Create Date: 2014-03-04 （213） 神戸大学大学院人間発達環境学研究科　研究紀要第6巻第2号　2013 研究報告 Bulletin of Graduate School of Human Development and Environment, Kobe University, Vol.6 No.2 2013. 教職課程講義におけるテレビ会議システムを導入した授業観察活動 Classroom Observation Using Video-conference System in a Lesson of Teacher-training Course * ** 黒田　秀子 　　出口　明子 * ** Hideko Kuroda Akiko Deguchi 要約：本研究では， 大学の教員養成における実践的指導力育成を目指し， 教員免許の取得を目指す大学生が， 学校での授業を 設計 するために必要な要素について理解し， 授業を設計することに対する自信を持てるようにするために， テレビ会議システムを導 入 した実際の授業観察を講義の中に取り入れ， その評価を行った． 具体的には， テレビ会議システムを導入した授業観察活動， 及 び 授業を担当した教師による解説 ・ 質疑応答という活動が有効であるかどうかを， 大学における講義のデザイン ・ 実施 ・ 評価を通し て検証した． 分析の結果， 受講生を対象とした質問紙調査の結果からは， 通常の授業観察では不可能な大人数での観察ができるこ とや， 授業の展開や児童の活動， 教師の発問や授業に対する教師の意図に関する理解が得られたことが評価された． その一方で画 質や音質の改善も指摘された． また， 運勢ライン法による評価からは， 今回導入したシステムの有効性を示唆する結果が得られた． 講義全体の 5 つのステップのうち， テレビ会議システムを利用した授業観察， 及び解説 ・ 質疑応答で授業を設計することに対する自 信度を上げた受講生が全体の 45% ともっとも多かったことが示された． １．問題の所在 取り組みが活発に行われてきている． 例えば松岡ら （2003） は， 　現代の大学にとって， 教員養成は重要な課題のひとつである． 高品質動画伝送システムを開発し， 大学と附属中学校間のネット 先に公表された中央教育審議会答申 「教職生活の全体を通じた ワーク上で， 教育実習における遠隔授業参観と遠隔授業反省会を 教員の資質能力の総合的な向上方策について」 においても， こ 行っている． このようなシス