贩路开拓通信 vol68 - 独立行政法人 中小企业基盘整备机构.PDF

販路開拓通信 【vol.68】 「販路開拓通信」は販路開拓コーディネート事業の 活動を終えられた企業の事例のご紹介や 当事業のタイムリーな情報をお届けしています 顧客価値の創造で市場を拓く ！ 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 関東本部 経営支援部 マーケティング支援課 TEL ：03-5470-1638 「販路開拓コーディネート事業」 支援事例 ～ TT社 ～ 企業概要 【事業内容等】 LED式捕虫器の製造・販売 【創 立】 1992年 【所在地】 鹿児島県 【資本金】 10百万円 【従業員数】 2名 【支援対象】 LED式捕虫器 ＬＥＤを光源としています。誘虫効果の高い波長の光を 発し、虫を寄せ付けます。誘虫しない波長の発光も 可能で、「捕虫器然」としていない捕虫器です。 虫は紙製シェードの内側に貼られた粘着シートに付着。 シェードごと交換するため、衛生的なオペレーションを 実現しています。  支援の経緯  第2段階：市場での仮説検証 中小機構 九州本部の窓口相談にて「首都圏 4名の販路開拓コーディネーターと、7社に対して での販路開拓」を相談されたことがきっかけで 31回（うち同行25回）の支援活動を実施しました。 した。 ＜テストマーケティングの内容＞ アプローチ先の飲食店、コンビニエンスストアで効  販路開拓面での課題 果について興味を示していただき、各２週間ほど、 モニターとして使用していただきました。 ①LED式捕虫器想定ユーザーニーズの ＜仮説の検証結果＞ 確認 虫が大幅に減る「寒い時期」にモニターを開始した ②エンドユーザーおよびエンドユーザーを こともあり、数多くの補虫はできませんでした。 取り巻く事業者へのアプローチ方法の確認 しかし、薬品を使用しない安全な方法で捕虫する ニーズは確実に存在することが検証できました。ま  第1段階：テストマーケティングの準備 たハエは「熱」「におい」にも反応し、集まってくると ハエは飛翔虫で、食中毒の原因菌（例：O157） いう情報が得られました。 を媒介します。厚生労働省の統計で、食中毒の 今回のモニターでは効果を確認できなかった店舗 発生施設は、発生件数の約７０％が飲食店でし でも、LED（省電力）の可能性・今後の捕虫能力の た。飲食店（チェーン）を主要ターゲットユー 向上を期待され、今後も協力していただけることと ザーとしました。 なりました。 ＜仮説内容＞ ＜新たな課題＞ 飲食店に加え、「食料品」を扱う小売店、特に市 「誘虫効果をさらに高めた製品を開発する」という課 場規模や効率を考慮して、チェーン店での有用 題を認識しました。 性が高いと想定しました。  第3段階： 成果のま