1佐贺强运动中浮上MOX燃料.pdfVIP

１．佐賀のねばり強い運動の中から浮かび上がったＭＯＸ燃料の弱点 １２月 ２日、九州電力は １６体のＭＯＸ燃料を装荷 した玄海 ３号機の本格運転を開始した。 佐賀福岡をはじめ全国の強い反対の声を押 し切ってプルサーマルを強行 したことに断固抗議 す。 日本初のプルサーマルの最前線 となった佐賀では、ねば強 く、そしてめまぐしく動 く状 況に応 じて機敏な運動が展開 さた。使用済ＭＯＸ燃料の処理方策が決まっていないことを問 題にした春か夏。そして ８月に関電が自主検査項目の一つで不合格品があったと発表 したこ とをつかまえて運動は次の局面に入った。九電のＭＯＸ燃料に同様の不良品が混 ざっていない のかを巡 、佐賀県議会を巻き込んでこの問題を追及 し、一旦はＭＯＸ装荷を延期 させた。 し かし九電は 「企業機密」を盾に沈黙 し、原子力安全 ・保安院は 「九電ＭＯＸに混 ざってい可 能性は否定できない」 と交渉で認めながも無責任を決め込んだ。佐賀県は 「ＭＯＸ燃料の安 全性は、 自主検査ではなく国の検査で確認 さてい」 とこばかを繰 返 した。九電 ・保 安院 ・県が一体 となって自主検査での不良品問題を封印 した。 「国の検査で安全性は確認 さてい」－県のこの頑なな主張を前にして、こを打ち破 うと、全国の運動 と連携 しながの新 しい活動が開始さた。 １１月 ５日の原子炉起動を間近 に控えて、 １０月 ２８日の保安院 レク、 ２９日の佐賀県交渉、 ３０日の福岡での九電本店交渉 を通 じ、ＭＯＸ燃料には具体的審査基準がないという国の審査の根本的な欠陥を大衆的に暴い ていった。本格運転を前にした １１月 ２０日には、佐賀市内で保安院説明会を開かせた。出席 した保安院 ・検査官事務所職員は 「具体的審査基準を持たない国の検査ですが、安全性は国が 確認 してい」 と繰 返すことしかできなかった。参加 した市民は、県が繰 返 した 「国が安 全を確認 してい」 というその内容が、実はなん具体的根拠を持たない、いいかげんなもの であという事実を前にして、怒 を募 せた。 玄海 ３号プルサーマルは、国の具体的審査基準もない中で 「安全は確保 さてい」として、 佐賀県民を愚弄すう開始さた。 この理不尽な開始に対 して、佐賀福岡の人々は自の 正当性を確信 し、プルサーマルを何 としても中止に追い込んでという意思を一層強いもの にしてい。 1 ２．ＭＯＸ燃料の設計 ・検査には具体的な審査基準がない ＭＯＸ燃料の設計 ・検査など安全性に関す国の法的根拠は 「発電用核燃料物質に関す技 術基準を定め省令」（以下、省令 と呼ぶ）であ。第 ４条がウラン燃料に関す規定で、第 ５条がＭＯＸ燃料に関す規定 となってい。例えば、ペレットの 「不純物」に関しては、ウ ラン燃料では４条 １項で、炭素 ・ふっ素 ・水素 ・窒素の４元素が具体的に挙げ、そぞ 濃度上限値が規定 さてい。 しかし、ＭＯＸ燃料については ５条 １項が該当すが、具体的 な規定はなく、取 上げ元素名も上限値も示 さていない。 国の具体的審査基準がないことは、保安院電力会社等がそぞに認めてい。 １０月 ２ ８日に近藤正道参議院議員事務所で行わた原子力安全 ・保安院にレクの場で、保安院 ・ 検査課の石垣宏毅 ・総括安全審査官がこのことを認めた。佐賀では、上記のとお保安院検査 官事務所の職員が認めた。九電は ９月 ３０日の本店交渉で、「国の具体的基準は知 ない」 と 述べた。 さに、佐賀県知事は １２月 ３日の議会答弁で認めてい。また、 １１月 ６日に関西 電力本店で行った交渉でも、関電は原子力事業本部の正式回答 としてこのことを認めてい。 敦賀市に在駐す保安院の若狭地域原子力安全統括管理官の森下泰氏 も、 １２月 ７日の面談で 認めてい。誰も否定 しない、紛もない事実であ。 ペレット内の揮発性不純物は、ペレット と被覆管の隙間に溜まことにって熱伝達率を低 下させ、燃料棒中心温度が上昇 し燃料溶融の危険性を高め。 このうにペレット内の不純物 は燃