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National Agriculture and Food Research Organization 農業・食品産業技術総合研究機構 加工歩留りが高い業務加工用 タマネギ、カボチャの新品種 農研機構 北海道農業研究センター 杉山慶太 農研機構は食料・農業・農村に関する研究開発などを総合的に行う我が国最大の機関です 業務・加工用に向けた タマネギ品種の開発 野菜の需要は、家計消費用から業務・加工用 へ変化 【国内の業務・加工用需要の割合】 【業務・加工用需要に占める輸入割合】 平成2年 平成12年 平成17年 平成22年 平成2年 平成12年 平成17年 平成22年 51% 54% 55% 56% 12% 26% 32% 30% 資料：農林水産政策研究所 資料：農林水産政策研究所 ・業務・加工用需要に、国産野菜が十分応えきれていないことが輸入野菜の 増加を招いてきた。 業務・加工用需要への対応を強化すべき 開発の背景 消費形態の変化 たまねぎ消費量 家計（青果）消費の減少 生活スタイルの変化 ・・・核家族・共働き・高齢世帯 調理機会の減少 ・・・外食・中食・加工食品の 利用増 約６割が加工・業務用途 外食産業 食品製造業 青果消費に対応した生産体制 露地野菜生産意欲の減退 約６割が 生産量の（縮小）均衡 加工・業務需要 開発の背景 野菜類輸入量 加工原料の生産量不足 原料確保のため毎年30万トン 程度が輸入される 国内生産量の減少 → 原料調達が海外へシフト ⇒ 加工需要への対応 輸入品は主に ↓ 加工用として使用 国内生産の拡大 加工用タマネギの実態調査 製品（用途）によって「適する」とされる品質は変化 → 一律の品質基準の設定は難しい 加工用途 特に求められる条件 カレーライス等 リン葉の厚さ しゅうまい 可食部が白く、加熱で変色しにくい 含水率の低さ にくまん 水分が多いと蒸した後につぶれやすいため 炒め物 含水率の高さ ～たまねぎ産地改革への取り組みＨＰから抜粋（道総研地域課題解決チーム）～ ただし、全ての製品加工の前に「剥きタマネギ」に加 工される（剥きタマネギが加工原料として流通） 剥きタマネギ（加工）とは？ • 食品製造業や外食産業では、労力や残渣の削減の ため、剥きタマネギやその加工品を使用している • 食品製造業や外食産業向けにタマネギ原料を生産・ 販売する加工業者が全国に点在 • 原料加工業者のニーズは以下 特性 求める条件 品質 辛みと含水率