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特定秘密の保護に関する法律 Ｑ＆Ａ 平成２５年１２月２７日 内閣官房 特定秘密保護法施行準備室 ― Ｑ１．特定秘密保護法とは何ですか？ は と 法 護 保 密 秘 定 特 Ａ．特定秘密保護法は、安全保障上の秘匿性の高い情報の漏えいを 防止し、国と国民の安全を確保することを目的とするものです。 この法律は、我が国の安全保障に関する情報の中で特に秘匿する ことが必要なものを保護するため、特定秘密の指定や解除、特定秘密 の漏えいを防止するための適性評価や罰則、そして、本法の適正な 運用を図るためのルール等について定めています。 Ｑ２．なぜ、今、特定秘密保護法が必要なのですか？ Ａ．現在、我が国を取り巻く安全保障環境は、非常に厳しい状況に ― あります。また、アルジェリアでのテロ事件を始め、国際テロ情勢も 緊迫しています。 こうした状況に対応するためには、的確に情報収集を行い、収集 した情報を基に迅速かつ適切な判断を行うことが重要です。これには、 関係国からこれまで以上に質の高い情報を得ることが前提となります。 そのためには、一日も早く、我が国の情報保全体制を関係国から 信頼に足るものとし、機微な情報の提供を受けられるようにする必要 があります。 また、先般発足した国家安全保障会議の審議をより効果的かつ 効率的に行うためにも、秘密保護に関する共通ルールを整備し、 安全保障上の秘密情報を統一的に取り扱うためのスキームを確立 する必要があります。 Ｑ３．特定秘密保護法によって何が変わるのでしょうか？ Ａ．この法律によって、秘密の保護に関する全省庁共通のルールが 明確に定められます。 これによって、諸外国との間や政府内での情報交換が促進され、 我が国の安全保障にとって有益な情報が共有・活用されます。 また、これまでより、秘密指定の要件が明確化され、かつ、外部の 有識者や国会の関与を含めた管理体制が確立されることから、 行政機関における秘密の取扱いに客観性と透明性が高まります。