市立三次中央病院（10．泌尿器科）.PDFVIP

市立三次中央病院（10．泌尿器科） Ⅰ．研修到達目標 [一般目標GIO] プライマリケアを行える臨床医になるために，初期治療における泌尿器科的救急的検査，処置を的確に行え， また泌尿器科慢性疾患・腫瘍の患者の管理と手術適応に関して適切な判断を下せるように，基本的な泌尿器科的 知識・技能・態度を修得する。 [行動目標SBOs] （１） 泌尿器科領域の解剖と生埋について，図示し説明できる （２） 泌尿器科領域での診療に必要な基本的診断手技と検査適応を理解する（説明できる）。 （３） 泌尿器科疾患の基本的治療法を理解する（説明できる）。 （４） 泌尿器科診療に必要な基本的処置が，自ら行なえる。 （５） 泌尿器科領域の救急患者を，適切に初期対応できる （６） 泌尿器科疾患の術前・術後患者の対応指示と管理を，指導医の指示のもと適切に行なえる （７） 泌尿器科疾患手術の助手が適切にこなせる。 Ⅱ.研修方法と評価 [研修方法LS] （１） オリエンテーションと中間評価: ① オリエンテーション; 研修の始まる前週のいずれかの日を調整し，約2時間で行う。 週間スケジュールと研修PGについて概説する。泌尿器科が担当し研修にて学習できる内容を把握して もらい，目標を確認する。 ② 中間評価;毎火曜日のカンファレンスにて，中間評価（形成的評価）を行う。 学習できていることとできていないことを確認し，週間目標を設定する。 （２） 病棟研修:基本的処置の習得，および術前・術後患者の状態の把握と対応について，入院患者の毎日の診療場面 を通じて，指導医とともに経験する。 （３） 外来診療研修:基本的検査法・診察法を経験する。また，外来小手術を自ら指導医の管理下に行う。 外来診療では，患者の診療も自ら行う(目標30例)こととする。 （４） 手術室研修：手術の助手を果たしながら，麻酔，基本的な外科的手技（縫合，切開，など）を経験する。 （５） 救急外来研修：泌尿器科領域の救急処置・対応を，指導医とともに行い経験する。 （６） 自習（大切）：解剖・生理，基本的検査法・基本的術式・手術適応については，各自の自習を踏まえた 上で，指導医が臨床場面で質問しながら理解を深める （７） カンファレンス：症例プレゼンテーションを実践する。また，研修医・専任氏指導医の知識・技能・態度に ついて振り返り，研修医と専任指導医にフィードバックする。 （８） レントゲン読影会，文献抄読会：それぞれに参加し知識を得る。 [研修内容と評価EV] 研修医および専任指導医による評価を，統括責任者がまとめ，臨床研修医評価専門委員会に文書報告させる。 報告書について指導医を臨席のうえ臨床研修医評価専門委員会で検討し，その結果を研修医および指導医にフィード バックする。なお別途，態度については，指導医（者），研修医の相互評価を評価表にて行う。 ［研修の評価 Ａ：十分経験し，おおよそできる Ｂ：経験したが，自信がない Ｃ：経験しなかった］ 自己ないし指導医評価 （１）泌尿器科領域の解剖と生埋について，図示し説明できる □A □B □C （２）以下の，泌尿器科領域の理学的所見・一般検査を系統的に行える ①腹部の理学的所見をとれる □A □B □C ②外陰部所見の理学的所見をとれる □A □B □C ③前立腺触診ができて，所見がとれる □A □B □C ④一般血液，生化学，尿所見，精液検査の解釈(説明)ができる